金属加工は金属の硬度ゆえに難易度が上がる訳ですが、
建築においても、それは同じで、釘とかはともかく、板やパイプは柔らかい金属が主流でした。
AFP通信によると、フランス首都パリで4月15日に発生したノートルダム大聖堂の火災により、
保健当局は大聖堂の周辺に暮らす子どもや妊婦に血液検査を受けるよう勧告しているそうで。
大聖堂が建つパリ中心部シテ島の子ども1人が血液検査を受けたところ、
高濃度の鉛が検出されたのが要因だそうです。
原因として、大聖堂の火災では、
尖塔と屋根に使用されていた数百トンの鉛の一部が高熱で溶けた事が考えられます。
保健当局は大聖堂の火災以外に要因があるか調査を開始したそうです。
予防策としてシテ島に住む7歳未満の子どもがいる家庭と妊婦に
家庭医と相談して血中鉛濃度を調べる血液検査を受けるよう呼び掛けているそうです。
火災や災害でいろいろな有害物質が拡散するのは毎度の事ではあるものの、
法規制も進んで徐々にそう言った二次災害的な話も減っていくでしょうが、
文化財や世界遺産と言ったものは、更新する術も限られています。
今回の様に火災とか地震とかで破壊されない限り、根本的な処置ができそうにありません。
まあ、破壊されなければ問題無いのですが、
不可抗力と言うものはいつも付きまといますからね。
日本の1000年単位昔の木造建築物がこれだけ残っているのは、
ある意味奇跡の国なのかもしれません。 これも先人からの努力の賜物、
奇跡は起こるものではなく起こすもの、とはよく言ったものですね。
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