映画『空母いぶき』

いよいよ待ちに待った『空母いぶき』が上映開始。
ストーリーはすでに多くの方がご存知の通り、国籍不明の武装勢力により初島（架空の島）が占領される。
その報を受け海上自衛隊は即時、海上警備行動のもと拘束された市民の救出と初島奪還のため、航空機搭載型護衛艦「いぶき」を旗艦に第５護衛艦隊が現場海域へ向かう。

さて、ネタバレ注意となるので簡単に触れるが・・この映画は漫画の原作とは場面の設定がまったく異なる。
しかし、我が国の「防衛」のあり方を考える上で、憲法第９条『戦争放棄と戦力不保持』の制約と『自衛権』による戦闘ルールが大きなテーマになっている点は同じです。
その場面の見所は護衛艦や艦載機の戦闘シーンに目を奪われるが、双方共がいかにして被害を最小限にとどめるか？・・そんな戦闘手段に注目したい。

ところで、映画パンフの解説によると・・
この映画の構想は５年前からあったと言う。
漫画の『いぶき』はまだ始まっていない頃で、その後に連載が始まると色々なハードルに直面する。
その一つが・・やっばり尖閣諸島を巻き込んだ中国との戦争はＮＧとなる。
劇場版では“東亜連邦”と言う不可解な国旗と名前が飛び出すが、これは恐らく北朝鮮の事だろうか？
バックには大国の支援があると言う設定だ。
それなら初島は太平洋ではなく、日本海にしてほしかったと思ってしまう。

漫画はまだ連載中ではあるが、この戦争がどんな終わり方になるのか？
そんな馬鹿なと思いつつ、そうなのかと納得させられる。
ぜひ、皆さんも劇場で観てほしい。


・過去の関連日記
ビッグコミックス『空母いぶき』第１２巻（2019.5.10）
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1971464207&owner_id=8437995