ニーズに反した法律を制定しても、従う者は僅かである。その典型的なのはかっての米国で制定された禁酒法と呼ばれる「モラル法」で、マフィアに利益をもたらす効果しかないとして結局は廃止された。
日本で名高いモラル法として売春防止法がある。しかし現在まで通しても売春がなくなる様子はまったくなく、新たに制定した児童買春についても同様である。なのでニーズに反した法律はさっさと廃止すべきでだが、「一旦決めたことはてこでも動かさない」の如く、悪法がのさばっているのが日本社会である。
日本は欧米とは違って集団を基調とした社会であって、欧米ならば個人にしか責任を求められないケースでも、往々にして集団のトップまで責任を求めようとされる。そのために米国なら身内に犯罪者がいる警官が存在しているのに対し、日本では身内が犯罪に関われば警察官の職を辞さなければならず、警察官として採用されることもない。
このような考えのためにモノに原因を求めて規制してしまおうとするわけで、飲酒だろうと麻薬だろうと銃器であろうと、他者に害を与えなければ問題なしといった考え方をしないのである。
教諭がビール飲み軽トラ運転
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=5613498
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