体温なら体温計でいいわけです。
わきにはさんで「はい39度、お熱ありますね」で終わり。
もちろん平熱35度とか低めの人は37度でもふらふらでしょうが、
それにしても「体温」そのものは体温計の数字ではっきりわかります。
痛みは、少なくても今のところ、だれでもわかる数字では示せません。
「痛い」と言っている人に「痛み測定計」を握ってもらって
「はい、痛み8ですね」とか言えないのです。
その上で、たとえば同じ「痛み8」でもあまり痛く感じない人とすごく痛い人がいるとかね。
熱も、同じ体温でもすごくつらい人も気にならない人もいますから。
でも、体温39度だったら、患者さんがいくら「どこもなんともない」と言っても
「いろいろ検査しましょう。最低でも今日は仕事を休んでください」と言われるでしょうね。
痛みも、もし痛み測定計があったら、たとえば「痛み8以上はかなり強い痛み」と定義もされ、
「痛み8ですよ、陣痛とはいえひどいでしょう」とか声をかけることができます。
「いいえあまり痛くありません」という答えなら
「痛みに強いのかもしれませんね、でも急にひどくなったらいつでも言ってね」と言えるし、
「すごくすごく痛いんです」という答えなら
「そうだと思います、でも陣痛がないと赤ちゃんは生まれないの」
「もう少しがまんできますか?がんばれる?」
など対応を変えることができます。
今の医学では痛みの程度を客観的に測定はできない。
だから「痛い痛い」と言っているお方に「まだそんなに痛くないはず」とは
少なくても医療従事者は言ってはいけないと思います。
この記事に出てくる助産師さんもおそらく
「これからお産が進むともっと痛くなる」という前提で
「今の痛みはまだ序の口、お産全体から見たら軽い方」の意味で言ったはず。
「言葉が足りない」ということだと思います。
ただ、患者さんは一度自分の感覚を否定されると
(「痛い」に対して「そんなはずはない」とか)ココロを閉ざしてしまうことがあります。
そうなるとこちらから何を聞いてもちゃんと答えてくれない場合が出てきます。
言っても違うと思われる、言ったってムダ、また否定されたらどうしよう、と
患者さんに思わせてはダメだと思いますが、自分も何度もやらかしています。
同じことを言っても相手の受け取り方が違うからね、最近でも何度かありますよ。
昔と違うのはフォローがうまくなったことくらいかな。
人間相手の仕事は難しい、相手が具合悪いならなおさら難しい。
毎日が勉強で修行です。
■「お母さんなのにおかしい」陣痛中に私を地獄に突き落とした助産師さんの一言
(ママスタジアム - 05月08日 21:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=176&from=diary&id=5611247
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