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2019年05月03日00:25

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ある意味時代を先取りした業態

中の自販機やその売り物や
ゲーム機がレトロなだけで、
この手の無人店舗は、
業態としてはむしろ
今騒がれている無人コンビニなど
店舗の無人化・自動化を先取りしていた。

店員がいなければそもそもレジ自体不要で、
自販機を並べておいて
カネを入れたら商品が出る
(あるいはサービスが提供される)ようにすれば
済む話であることを
こういうお店が証明してくれている。

現存するオートレストランは
文化遺産みたいに残しておくことにして、
この形態を生かしつつ現代の技術でもって
改良した店舗を新たに展開すればよいと思う。

こういう店が場所によっては
DQNのたまり場になる可能性もあるだろうが、
それは交番と併設するなどによって
解決できるのではないだろうか。

―――――
■令和に伝えたい「昭和レトロ」空間
埼玉の自販機レストラン「鉄剣タロー」の魅力

(Jタウンネット - 04月30日 11:10)

そば・うどん、ハンバーガーにトースト――自動販売機でこれらのメニューを買い、その場で食べるオートレストラン。かつては全国の国道沿いにあったがコンビニエンスストアの隆盛でその姿を見かける機会も少なくなった。

しかし、一部の地域ではこうしたオートレストランも未だに健在。Jタウンネット編集部では東京からも行きやすい埼玉県の店舗に行ってみた。埼玉県行田市の「鉄剣タロー」。はたしてどんな店なのだろうか。

鉄剣タローがあるのは国道17号線の熊谷バイパス沿い。行田市のシンボルである忍(おし)城やさきたま古墳群からも自動車であれば遠くない。
筆者がここを訪れたのは月曜日の夕方。バイパスの交通量は多いものの、駐車場には車が1台だけ。中に入ると、先ほどの車のドライバーなのか、麻雀のゲームに熱中していた。
アーケードゲームの音で騒がしい。入り口正面の壁には比較的新しい飲料の自動販売機と目的であるレトロな自販機が出迎えてくれる。

今を忘れさせてくれる自販機の数々。カップヌードルを覗いてまるっきり見かけなくなったフォントなど平成生まれの筆者には新鮮そのものだった。

自販機コーナーだけでなくアーケードゲームもレトロに染まっている。昨今ならすぐに大問題になりそうなお色気麻雀ゲームなど赤と青の暗い照明のもとでプレイ。平日の夕方にやっていると、普段働くのがばかばかしく思えてくる。

店の半分は大きなフロアのような空き地になっているが、稀に映画のロケで使われているよう。大きな落書きのようなものがあるが、2014年公開の園子温監督の映画「TOKYO TRIBE」の撮影で使われたものだという。

さて本題に戻って自販機のフードをいただこう。本来ならすべて食べるところであるが、筆者の胃は日に日に弱くなり、末期の南海ホークスのようになってしまった。ここではハンバーガーをいただいた。
ニキシー管のカウントダウンをじっと見つめて放たれたコンパクトなハンバーガー。あまりに熱いので、一旦タバコを吸いながら適温を待つ。

未だにこれが製造されている事実に驚かされる情緒あるパッケージ。ようやく持てるようになったところで封を開ける。
最近のコンビニで売られているハンバーガーと違って加熱するとバンズがヘタってしまう。それが欠点であるはずが、かえって雰囲気を盛り立ててくれる。

少しバンズを持ち上げると肉厚のパティがこんにちは。チーズらしきものは見えないが、出来過ぎのものは求めていない。
口に入れると辛子のツンとした刺激に襲われるが、慣れてしまえば見かけによらず少ない肉の旨味とケチャップの酸味も加わって混沌とする。非常に雑であるが、愛おしい。
出来過ぎのフードに慣れてしまった身体には、こうした欠点の多いやつのほうが本気になってしまうし、そこが好きになる。
コーラを片手にゲームの雑音に身を任せて少し休憩。何も考えなくても許される空間に飲み込まれてしまいそうだ。しかし、明日も仕事で帰らなければならない。時計は見ずに夕陽が見えてきたところで退散した。

(Jタウンネット編集部 大山雄也)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=241&from=diary&id=5602418
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