立派な大学とは

最初に言っておくが、
僕は「これは大学側の対応が問題だ」派である

複数回電話しても繋がらない場合、
の複数回電話する時間を
２８〜３１日とかなり大雑把に決めておいて
３０分以内に電話に出られないとアウト、というのは
これは大学側の都合丸出しであり

最初から
「大学の都合で合否を決定するので、公平に合格者を決めません」
と宣言しておけば問題は無かったのかも知れない
ただ、そんな恣意的な合否基準の大学に
貴重な受験のチャンスを捧げる学生がどれだけあるだろうか。

大学側の魅力というか価値が
それだけの横暴に見合う程高位にあれば
それは通用するかも知れない
「予め、伝えてあったこと」
とクレームに取り合わなけれ波瀬良いのだ
特に「歯科大」ともなれば国家資格を得るための
絶対不可避な通過点として
ある程度は尊大に振舞う権利くらいはある筈だ
ところが、この大学にはそれは無いようだ

僕は人生で何度か「次点」を与えられた経験がある
それが「繰り上げ当選」や「繰り上げ合格」に代わる場合は
「いつ連絡が来るのか」を真っ先に確認したものである

そこで「それはウチの都合で決めるので、いつかは分からない」などと
言われたら、絶対に僕はそこには行かない。
いや、「ありがとうございます」と回答して
暫くしてから「やっぱり辞退します」って言うかもね

今の時代、大学のヒエラルキーというのは
昔とは違っているのかも知れないけれど
それが「売り手市場」化しているのなら、それは違うと思う
学生とその家族をお客様として扱いたいのなら
厳正なる公平が必要であるし
「合格させてやる」的な態度も一つの在り方である

この九州歯科大学という
何とも地元歯科医師界で幅を利かせそうな
公立の歯科大が
こんな社会常識や公平さを欠いた
合否判定をしているのだとしたら
この大学は小学校から社会人に至るまで
学校という組織から一歩も外に出ない世間知らずの
職員が事務スタッフをやってる学校だと
世間に宣伝しているようなものである

クレームを経て
迅速な対応は素晴らしいけどね

■大学合格、３０分電話つながらず辞退扱い　抗議で撤回
(朝日新聞デジタル - 04月04日 12:38)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5567316
朝日新聞デジタル

　公立大学法人九州歯科大学（北九州市小倉北区）が今年度の一般入試の追加合格者について、保護者に３０分間連絡がつかなかったため辞退者と見なしていたことが、大学への取材でわかった。内規によるものだが募集要項に説明はなく、大学は保護者の抗議を受け、「受験生の不利にならないようにすべきだ」として追加合格にした。

　大学によると、歯学部口腔（こうくう）保健学科の一般入試で３月８日の合格発表後、３人が辞退し、同月２８日に不合格者の中から成績上位の３人を追加合格とすることにした。うち２人には電話連絡がついたが、１人は連絡先として届け出があった保護者の携帯電話に２回電話してもつながらなかった。

　追加合格について「複数回電話をしても３０分間つながらない場合は入学辞退とみなす」との内規があり、３０分が経過した後、辞退と判断。次点の受験生を追加合格とした。

　だが、辞退と見なした受験生の保護者から、最初の電話から約１時間後に折り返しの電話があった。大学が入学辞退と見なしたと説明すると、抗議を受けた。同日中に学内で対応を検討し、「丁寧さを欠いた」として入学辞退の判断を取り消し、追加合格を認めたという。

　募集要項には追加合格について、３月２８〜３１日に電話連絡するとの説明があるが、入学辞退の内規について記載はなかった。大学は今後、募集要項の記載や内規のあり方について見直しを検討するという。（吉田啓）