死んで天国に行く。
おだやかでにこにこな日々。
そこに時間感覚なんてなくおだやかでにこにこな日々。
にこにこな日々が何十年…何百…何光年。
何も感じなくにこにこと。
何も表現できなくにこにこと。
個性さえなくにこにこと。
感情もなくにこにこと。
他と違いもなくにこにこと。
何の区別もなくにこにこと。
何も考えずにこにこと。
きっと血が流れてないからだ。
きっと血が通ってないからだ。
血が体中に巡ってないからだ。
血は何代も続いてここにいる。
血は何十年何百年と受け渡されてきた。
周りが次々と血を流して倒れる中運よく血が繋がれてきた。
天と血の競争だ。
消えるか繋げるかの競争だ。
この手にはまだ血が流れてる。
何かを掴かもうとできる血が流れている。
この足にも血が流れてる。
後ろに進めるように前に進めるように血が流れてる。
きみに感情を伝えれる血が流れてる。
嫌い大好きと伝えれる血が流れてる。
どくどくどくどくどくどく。
縮膨縮膨縮膨縮膨。
まだ血は流れているから。
まだ血は通っているから。
まだ血は巡っているから。
まだ血は動いているから。
まだ血は続いているから。
まだ血は全身に伝わっているから。
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