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2019年03月24日05:51

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ねるねるねるね。

寝れねえ〜、目がバッチ来いだ。

「ねるねるねるね。」

「うん。おやすみ。」

────────────、

寝れんッ!、


あれはぼくが10歳頃だっただろうか。

番組の間に流れたあのCM。

テ〜テッテレ〜!の効果音とともに小さなメガネを浅くかけた白髪の外国の魔法使いのおばあちゃんが美味しくて目をひんむくあのCM。

おばあちゃんのうしろごしにレトロな電菅が観音様よろしくな発光していっそうめちゃくちゃ美味しいよ感をアピールしてたあのCM。

今でも脳裏に焼き付いている。

しかし大元のねるねるねるねという科学薬品たっぷりの怪しい緑と怪しいピンクの色の異なる2つの粉を水で溶いて混ぜ合わせると童話に出てくる魔法使いのおばあさんが石釜でぐつぐつ木製のお玉でかき回してつくってるような怪しい紫色のものに変わって
それを口にしてもたいして美味しいものではなかった。

テ〜テッテレ〜しなかった。
以後その商品に触れることはなかった。
魔法使いのおばあさんが怪しい笑みたたえた低い声で
「ねればねるほど色がかわってこれをこうしてつけて、ウマいっ!」

テ〜テッテレ〜!

ねっておいしいねるねるね〜るね♪





寝よ…
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