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2019年03月10日13:42

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【ラノベ】失格紋の最強賢者

 ラノベ感想もたまってきたので、少しずつ吐き出していきます。最近、サボってますね、良くないですね。こういうのはすぐ書かないと汗


 ※極力控えているつもりですが、多少のネタバレは含みます。


 タイトルにあるラノベ。1巻をとりあえず読んでみましたが、
 評価で言うと、かなり面白かったです。

 副題(?)が、世界最強の賢者が更に強くなるために転生しました、とあります。
 まさにそのままのタイトルですが、いわゆる俺TSUEEEEEEになるのかな?

 あとは、トレンドである転生を使ってます。転生ものでよくありそうな異世界です。


 ただ他のと違うところは、
 転生ですが、現代社会から転生したわけではなく、物語中の世界において、大昔、最強になった男が、もっと強くなるために、転生します。

 なので、異世界転生とはちょっと違います。


 タイトルにある失格紋というのがキーワードで、人は生まれながらに4種類の魔法適性を持っていて、
 主人公は、第一紋。これは生産系に特化した紋章で、戦闘向きではなかったのです。

 それでも、最強と謳われるまでにはなったのですが、自身の限界を感じてしまい、
 転生を決意するのです。

 で、生まれ変わったら、運良く一発目で、欲しかった第四紋の身体を手に入れます。

 この辺がプロローグです。


 この話の面白いところは、ただ主人公が強いだけじゃなくて、
 実際は身体はまた生まれ変わっているので、弱いとこからスタート(主人公視点では

 主人公がチートなのではなく、転生を待っている間に、世界が弱体化しているところです。


 例えば、常識が歪められ、主人公が最強と欲していた第四紋は、落第者の紋章ぐらいの扱いとなっています。
 なので、失格紋。

 逆に、主人公が嫌がって、転生までした第一紋は最強の紋章として、栄光紋と呼ばれています。

 主人公の前世では、第一紋が使えるのは、せいぜい子供の頃で、要するに早熟なんですね。

 ただ、転生後の世界では、そもそもがそこまで成長していないので、最強と誤解されていますw
 他にも魔法を詠唱するなどの非効率を当然のように行っているので、
 その常識を1つ1つ主人公が壊していくわけですね。

 世界の常識の方が間違っているので、主人公が仲間を育成することにも物語のポイントが置かれています。


 あとは、なんといっても、文章がテンポよくて読みやすいんですよね。
 改行なんかも読む人が視界として受け入れやすいように工夫されています。


 また、主人公の強さを表すものとして、やたら時間を使っているのが、特徴です。
 思考や行動に、やたら何秒とか何日とか使われています。

 普通の物語って、けっこう時間に無頓着なんですよ。
 だから、舞台なんかでも時間の概念をすっとばしても、観客は気にしないんです。

 その時間をやたら表すのは、主人公の性格にも特徴を出していて、ものすごく成功しているのではないかと考えます。
 これは続きを読みたくなりますね。

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