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2019年02月28日21:12

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シアンの森をメグル

長編の構想の話。
というか、この日記、戯曲タイトルとしてもいけるな。
そんな世田話はさておき。

ネタは見つけたのだが、一気に攻略とはならない。

どうにも頭ん中の獣(閃き担当)
「ちげーよ」「マジちげーよ」「ボケかテメェはよ!」

と呟き、くつろぎながら、後ろ足で頭掻いてるのである。

でも、これは正しい気がする。
根拠はない。
しかし勘と匂いは告げている。
コイツの言葉は間違っちゃいねぇと。

論理担当の烏師匠は一升瓶を手に豪快に寝てらっしゃる。
腹出して仰向けに寝てるので風邪ひかないかなと思いつつ、腹巻すると酔っぱらい前回なので、見なかったふりをしてみる。

ドン・キホーテの如く猪武者でありながら、臆病者でもある私は、とりあえず、地図を見て頭をひねるのだ。
そして道を捜し、烏師匠は目を覚ます。
「何やってんだおめー」とゲップを吐きながら、うろんな目で私を見つつ。
「ばっかじゃねーのおめぇ、こっちだろ?」と地図を指さす。
嘴から洩れる、酒臭さにうんざりしながら、烏師匠の示した道を歩き、また頭をひねったところで獣は咆える。
「こっちだ」下卑た笑いをしながら獣の進む先に嫌々ながら歩いていくと、佩びた正しいほどの敵に遭遇する。
にやにや笑う獣を尻目に、スイッチが入り、狂戦士と化し敵を薙ぎ払う。
殲滅し咆哮を上げ、正気に戻り痛みのせいでもんどりをうつ。

そして烏師匠は酒を飲み、獣はまた頭を後ろ脚で掻く。
気がつけば物語は終わるのだ。
冒険という体の作劇は。

という訳で、しばし、地図を見て阿多をひねるか。
そのうち師匠は目覚めるだろう。
それとも獣が導くのか。

賽は降ってみなければわからない。
だから準備するのだ。
賽を振る為に。
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