mixiユーザー(id:6231411)

2019年02月20日18:23

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犠牲はつきもの

この手の問題の話題が最近増えた気がするが
もっとも気になるのがこういった「労働の搾取」による、
現場と本部の実情と方針の対立である。

その昔、すごく古い体質の労働組合の役員を務めていた事があって
色々と考えさせられることがあった。
働き方やその時間帯、さらに実労働時間やその摩擦係数などを考えた時
会社は「一つの制度にまとめあげたい」と呑気で平和な発言を繰り返したが
働く時間帯も業務内容も働く時間帯も何もかもがてんでバラバラで
それこそセブンイレブンが(日本に)出来るずっと前から
僕が務める会社は「職種のデパート」などと言われる会社だったので
「無理がある」
と見解を示して会社との対立を緩めなかった

しかし、「職場ごとに調整可能な限り調整できる制度を作る」という
これまた能天気な修正方針によって
全国7拠点1200人の従業員がいる僕の会社は
統一制度の成立に向けて大きく舵を切ったのである

しかし、それから起きた様々な事象を経て、
便利すぎる世の中、に合わせて会社も色々と工夫を凝らして
行けば行くほど労働実態は複雑化していった

そりゃ、セブンイレブンも他のコンビニも同様だろう
大都市のコンビニは低賃金で雇える外国人学生をズンドコ投入し
人件費の抑制を図っているのだが、
当然ながら外国人の労働者だから
日本語は勉強していて意思の疎通は図れるとしても
本当の意味のホスピタリティ自体はなかなかの問題だと思う
彼らが本質的に理解した頃には
きっと帰るか職変えをする頃だからである。

顧客に便利と安価なものを提供するために
人件費が犠牲になっているのだろう事は
その事からも感じられる
昔からあった「コンビニは割高だろう?」という認識は
この20年ほどで劇的に変わった
スーパーマーケットは更に割安感が求められ
コンビニは「普通の値段」、スーパーは「安い」という構図で固められた
これに個人商店が対抗することなど到底無理であろう

安価で便利で24時間開いてる。。。なんて夢の設定は
果たして現実のものなのだろうか
自宅マンションの一階がコンビニだったら
冷蔵庫にはものを入れる必要はない(笑)

階下に必要な時だけ買いに行けば
それで全て事足るからである
現実に、それに近い事態が成り立とうとしているのである。
携帯電話だってそうだ

便利で使いやすい、と引き換えに
我々は何を犠牲にしているのか、という事を
改めて確認して生活していたいと思うばかり。


■セブンオーナー「過労死寸前」で時短営業…「契約解除」「1700万支払い」迫られる
(弁護士ドットコム - 02月19日 19:21)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=149&from=diary&id=5504977
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