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2019年02月12日21:41

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ジビエ料理とふぐ会席とカブトビールでグルメする

2月2日(土)
岐阜県揖斐郡谷汲にあるジビエ料理レストランへ行ってきた。
「里山きさら」というところ。
ランチコース2000円を食べた。
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まあそれなりに美味しかった。
けど、ジビエなんてようするに裏山で捕れた鹿や猪を料理したものだ。
ちゃんと育てたビーフやポークには及ばない。
それでも以前は鹿肉の刺身というのがあった。
馬肉よりも締まっていて濃厚な味わい。
せっかくそんな美味しいものが保健所の指導で全国的に提供禁止になった。
これこそ病気になろうが死のうが自己責任でいいと思うのだけど。


やはりわたしは遊ぶのは山の方が好きだけど、食べるのは海の方がいい。
そこで。

2月10日(日)
知多半島へフグを食べに行った。
愛知県というのは絶品の食材がたくさんある。
だけどブランドの確立に出遅れて、他の地方に競り負けているのが多い。
蒲郡のミカン、一色のウナギ、西尾や新城のお茶など。
知多半島のフグもその一つだ。
わざわざ知多で捕れたフグを下関の市場へ持って行き、それを大阪の料理屋が下関産の高級フグとしてテッチリにしている。

南知多町の山海にある料理旅館「鯱亭」でお泊まりトラフグ会席コースを予約して行った。
建物が古く、温泉も狭いけど料理は上物で有名だ。
「フグ尽くしの膳」のお品書きは次のとおり。

てっぴ(フグの皮の酢の物)、てっさ(フグの刺身)、てっちり鍋、ふぐの魚醬焼、ふぐの握り寿司、白子焼きが三つ!、ふぐの唐揚げ、ふぐ雑炊、最後にチョコレートムース。
最後のデザートだけがフグと関係ないだけだ。
他にもフグ酒を注文することができたけど、すでにチェックインしてから缶ビールを山ほど空けていたのでやめた。
ふぐ鍋をつつきながらふぐの唐揚げを食べ、ふぐ白子焼きでビールを飲む。
それぞれはとても美味しい。
とくに刺身と寿司がとろけるような柔らかさと適度な噛み応えと甘さがある。
しかしどうも単調だ。
フグ以外の料理といえば隅っこの方にイカの塩辛が小鉢に乗っているだけ。
いま思い出していちばん印象に残っているのは最後に出てきたチョコレートムースだ。
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2月11日(月)

旅館「鯱亭」では10時過ぎまで温泉に入ったりだらだらしていた。
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のろのろと車を名古屋方面へ走らせる。
途中で観光をする。

美浜町の鵜の池。
ほんの少しだけカワウが飛んでいた。
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半田のミツカンミュージアム。
お酢の博物館だ。
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その近くにある赤レンガ建物。
カブトビールの跡地だ。
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愛知の企業というのは業界でいいところまで行っても、最後は東京や大阪の企業に吸収されて消滅するところが多い。
東海銀行やサークルKや松坂屋など。
情けない限りだけど、カブトビールもその最初期のものだった。
1898年、明治38年に創業して、一時期はキリンを押さえて売り上げ第一位のビールだった。
その後、大阪のアサヒビールに吸収され消滅した。

赤レンガ建物は創業当時のビール工場の形態を今に残している。
建物としての価値とともに、明治時代のビールの製法を偲ばせる貴重な建築物だ。
登録有形文化財、近代産業遺産に認定されている。
建物の中はミュージアムとレストラン、それに売店だ。
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売れ筋はやはり復刻版のカブトビールだ。
2004年から当時の味を再現して作られた。
1943年に製造中止になっていたが、レシピに基づいて忠実に作り、飲酒経験者を集めて何度も試飲会を開き完成したそうだ。
時間的にぎりぎりのタイミングだったのではないだろうか。

しかし1943年から2004年だから61年も経っている。
飲酒経験者はみんなかなり高齢だろうに、そんな昔に飲んだものの味を覚えているものだろうか。
自分なんか先月行って飲んだネパールのビールもどんな味だったかよく覚えていないのに。

復刻カブトビール2本セットを買ってきた。
ラベルや瓶の形は昔とそっくりそのままだ。
飲んだ感じは泡が少なくて濃厚だけどすっきりした、今のドライビールとは全然違う。
だけど、他のビールやいろいろ飲むうちに、どんなだったか忘れちゃうだろうなあ。
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ということで、4月までは大きな計画もなく、たまに遊びに行くというと近場のグルメや観光ばかりの予定だ。






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