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2019年02月10日13:33

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映画『ファースト・マン』

今年の2019年はアポロ11号の月面着陸成功からちょうど50年。
本作は米ソ宇宙開発競争の中、米国が威信をかけたNASAのジェミニ計画から1969年に成し遂げた月面着陸まで、人類初の偉業を描いている。
映像では宇宙船の振動、浮遊感、極限状態の緊迫感、閉塞感が同時に体験できる。
さらに、ニール・アームストロング船長の視点を中心に、宇宙飛行士の妻や家族にもスポットを当てている。

ところで、いつも気になるのが映画撮影のロケセットである。
座席を回転・方向転換させて体感訓練のマルチアクシス・トレーナーや月面着陸訓練機(LLTV)を製作。
月面セットは採石場に大出力(10万ワット)の照明設備を開発して撮影。
最近の映画は特殊効果には必ずCGを多用するが、本作ではカメラ撮影にこだわったと言う。
また、NASAがアポロ計画の様子を収めたアーカイブ映像も提供を受け活用している。

さて、不思議に思った事がひとつある。
「星条旗を立てるシーン」をどうしてカットしたのだろう?
人類初の偉業を果たしたのはアメリカだ。
「アメリカ・ファースト」を常に叫ぶトランプ大統領も怒っていると言う。
今までならアメリカの国力を誇示する映画が大半だが、この映画は特定の政治的スタンスをとっていない。
そんな事を意識したとすれば・・さらに賞賛したい。

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