「へーーっ!、驚いた!」
とビックリしたのは私だけではなかったでしょう。
先日の、英女王の夫、フィリップ殿下が、なんと97歳で運転で衝突事故に遭われたというニュース。。
私道から国道に出ようとしたところだそうです。
国道を運転なさるのですねえ。
女王も92歳で運転なさるんだそうです。
日本では高齢者が事故を起こすと
「ほら、言わんこっちゃない、年寄りが運転するからよ」
では、高齢者の運転って本当に危ないのでしょうか。
調べたら2つのグラフを見つけました。
「平成27年における交通事故の発生件数」
これでみると、事故は16歳から19歳の人の事故が圧倒的に多く、30歳以上の人は80歳以上も含めて大差ありません。
ところが、もう一つのグラフ「年齢別免許10万人当たりの死亡事故件数(平成29年)」からは、別の事実が見えてきます。
これは19歳以下と80歳以上が断トツに多いですね。
ということは、もともと高齢者が運転する人数が少ないから、最初のグラフでは事故数が少なく表れてるのでしょう。
2番目のグラフからは、高齢者(80歳以上)の運転は、若い人並かそれ以上事故率が高いということになるようです。
だからといって
「ああ、やっぱ高齢者に運転させると危ないから止めさせよう」
とはならないのでしょうねえ、イギリスは。
イギリスの自動車協会の会長は
「年齢と安全の関連性から運転制限を設けるなら、高齢者よりむしろ若者を制限することになるはずだ」
それにしても、社会に影響力がある王族が、90歳を超えても運転する自由があるなんて、羨ましい気もします。
日本の皇族だったらそうはいかないでしょうねえ。
日本と何が違うのでしょうねえ?
追記
フィリップ殿下は運転免許を返納なさったそうです。
殿下は事故の相手の女性(事故で腕を骨折)に、謝罪のお手紙を送り「日光がまぶしくてよく見えなかった」と説明されました。
でも、事故の2日後、シートベルトをせずに公道を運転なさったそうです。
進言をして差し上げるお付きの人もいないのでしょうかねえ。
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