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2019年02月05日19:29

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あの頃…

中学三年生の頃、授業中によくお腹がゴロゴロ鳴っていた。

思春期の年頃としてはそれは無償に恥ずかしく、
鳴らなくなってくれるものを願いつつ
赤面して早く終業チャイムが鳴ってくれることを
待っていた。


その頃のぼくはいつも胃腸の調子の悪さを
抱えていた。


別段家族間での家庭問題があったわけでもない、
ぼく自身悩みを抱えていたわけでもない、
でも自分が認識していないところで
何かがひっかかっていたのだろう。

うまく眠れない日が何日もあった。
自分の顔を鏡で見ると青白い血色。
親のぼくを起こす為の扉のノックの度に
心臓は跳ね上がった。


それでも外見は平静を装っていた。
平静を装う手段しか知らなかった。

感情を出すのがみっともないと思っていたのかもしれない。
とか思っていたのだろうか。


あの時、

お腹がグ〜グ〜鳴るので
なんか食べてきていいですか?

よければこの場で食べていいですか?


事前に担任の先生に
よくお腹が鳴って困っている。

教室ではクラスメイトたちの目もあるので
休み時間に職員室の待ち合い室で食べさせてもらえないですか?

全ての先生に了解を得てるって完ぺきじゃん。

だから職員室で。


そんな行動力があったらよかったなぁ、
そんな交渉力があったらよかったなぁ、


なんて遠い昔の過ぎ去った苦い思い出に
思いを馳せてみた。


個性があるというのなら
個性の生理的状態を理解してもらうのも
個性のひとつ。

それは自分から動かないと変えられる可能性
を生み出せない。

周りの人と同じことをすることを
組織からは求められる。

それは応じますとも。


でもその他というグリコおまけ付きのような
言い分は伝えられる。

アピール。


アピール。



そう自分に言い聞かせてみた…
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