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2019年02月04日05:41

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出入国管理法改正

2017年厚生労働省発表のデータで、日本の外国人労働者で国別ベスト3は、1位、中国37万人(29%)、2位、ベトナム24万人(18%)、3位、フィリピン14万人(11%)です。3か国のなかで、ベトナムが前年比で40%増加しています。

日本の産業を支えてくれているベトナムの方ですが、以前は、以下のような傾向が強いと言われていました。仏教国で勤勉で礼儀正しい、一方で、仕事は指示された範囲内で行い、約束時間は目安であり絶対的に厳守する必要は無いという考えがありました。

相手に迷惑をかけた場合、日本では自分に非がなくてもとりあえず謝罪をしますが、ベトナムではその状況になった事の説明から入り、自分を正当化します。ベトナムには謝罪の習慣があまりなく、少しぐらい迷惑は人間関係では当たり前だというのが文化だそうです。

このようなベトナムの方と一緒に仕事をすると、ベトナムの方は言い訳ばかりするのでストレスが溜まるそうです。「ベトナム人が日本語ビジネスコミュニケーションを習得する困難さ(小西由樹子2016)」という論文では、日本人は「ベトナム人は気が利かない」と批判していました。

だが、この「気が利く」というのは、日本の文化を共有している人達の間で行う事であり、国の文化の異なるベトナム人に「気を利かせる」ことを期待するのは見当違いだと言う事だと心に止める必要があると述べています。

このことは同じ日本人の上司と部下との間でも日常茶飯事に起きている、意図が伝わらないすれ違いのコミュニケーションだと感じられます。同じ日本人でもそこまで忖度して回答するのは一部の人しかいないことでしょう。

2018年12月8日に成立した出入国管理法改正案で、日本人が外国人の方と一緒に働く機会が今以上に増えるのは間違いありません。だからこそ、ビジネスでは、自分の意図が相手に直接伝わる会話力が試されることになるのです。同じ日本人でも難しいことなのに、外国人であれば、尚更わからないことでしょう。

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