「鬼か!!!」

…と、何度心の中で叫んだかわからないお仕事がですね…。

派遣のアルバイトで「女性募集／生活雑貨の検品・セット組作業」という現場を
4回経験し、4回めまでは女性用のデオドラント商品を、パッケージにある記号を
見て「OK」「廃棄分」にぽいぽい振り分ける作業が続いたので、まあ相当な
数をこなさねばならんところは大変なのですがラクと言えばラクなほうなので
今回もそういう作業かなー…　と高をくくっていたところ豈図らんや、とても同じ
現場での作業とは思えない、超ハードなそれが5回めにして目の前に立ちはだかり
やがりましたよ!!

まず、ベルトコンベアで流れてくる大きな箱に、隙間埋めのダンボールと
中身を2箱詰めて横へ流す作業を60箱分こなしたあと、どうやらどこかの過程で
箱に詰めるものに間違いが発生したらしく、全部詰め込んでテープを貼った箱を、
再びふたを開けて中身をチェックし、それが終わったところで、こんどは何やら
大きな塊状に集まった箱がずどーんとフォークリフトで運ばれてきて、ひと箱ずつ
中身(これまた箱)を取り出して煉瓦積みのようにどんどこどんどこちまちまちまちま
高く積み重ねさせられまして、それは何やら独自の法則に則って積み重ねる必要が
あるのですがその積み重ねに必死で法則に合っていない積み方をしてしまうと、
海外ご出身のリーダー(?)から、「チガウ、チガウノ!」「チャントシテヨ!」と
お叱りが飛び、さらにはワシは身長が不自由・当然リーチも標準より短いところで
必死こいて6個セットの箱を抱えて右往左往しているそばで、その人が次から次へと
新しい箱をどんどこどんどこお出しになられましてな…。

この時点で何度、心の中で「あんたは鬼ですか!!!」と叫んだことか。

…で、まあ、頭上に巨大な「?」を浮かべながらも完成した箱の山を、こんどは
そこからまた2箱取って大きな箱に入れて…の作業を120箱分行い、これで
もうさすがにこういうのは終わりだろうと思ったのは、残念ながらカルピスの
原液を煮詰めたものより甘く、どうやらまた中身の詰め込み違いが発生したらしく、
せっかくテープで封をした大きな箱の大きな固まりがフォークリフトでまとめて
戻されてきて、セントバーナードが入りそうな大きさ+重さは20kg以上
ありそう+ワシの身長よりも高く積み重ねられたそれらを、ひとつひとつベルト
コンベアに置いて流し、他の人がテープを切り開いて中身をチェックする…という
作業を、ちょうどさっき詰め込みを済ませた120箱分!!!

つま先立ちで箱を掴み、肩に担ごうとしてバランスを失い、わたしゃ4回本気で
ひっくり返りましてな…。

休憩時間に、ちょうど同じ派遣元に登録していて今日たまたまこの現場に来て
みたという人のコメントは「今から超帰りたい〜」から、その次の休憩時間には
「二度と(ここへは)来ない」と変わっておられましたな。
ちなみにその時、ワシは「山本(仮名)さん、顔が死んでますよ」とのコメントを
いただきました。

…でもって、本当に体力の限界ギリギリ、またもや積み重ねる箱が6個いっぺんに
持てるどころか1個をプルプル震える指でつまむのがやっとこさ…というザマに
まで追い込まれ、「…こりゃ、帰り道で倒れて救急車ものだな〜、マジで…」
とかなんとか思いましたよ。(そうはならずに済みましたが)
そして再び、大きな箱に謎の中身を2箱入れて流して…という作業を、こんどは
なぜか121箱分。

いやもう、作業時間中リーダーに対して、もう覚えておらんほどの回数心の中で
「鬼かてめーは!!!」
………………と、叫びましたよ…。

最終的に、どうやら翌日も「流れてくる大きな箱に謎の箱やらなんやらを次々
入れていってセットを作り、テープで封をして、それをもう一回開けてチェック
してから、また謎の箱をちまちま積み重ねて、それを流れてくる大きな箱に入れて、
積み重ねたそれをまた開けて、…」という出口のない賽の河原のような作業が
待ち受けているように思われましたので、ワシも次の日以降そこへ行かなかったのは、
言うまでもございません。
実際、その翌日・翌々日ともに凄まじい全身筋肉痛に襲われましたし。

これで時給1,000円ですからね〜…　個人的には日給1万円はもらわんとですよ。
「女性募集」でしたが、あれは男性でもキツいと思います。




■飲食店、ホステス…今だから話せる「ドン引きアルバイト」エピソード
(TOKYO FM + - 01月26日 14:10)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=257&from=diary&id=5472487