mixiユーザー(id:555665)

2019年01月19日15:02

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ウルトラマンキング対魔法使い

Fire HD 8にもすっかり慣れて、本を読んだり寝室でビデオを見たり、電車の中でイラストロジックに勤しんだり。
家ならPCあるから要らないじゃんと思っていたのだが、起動する手間だの寝っ転がって使いたいだのを考えると非常に便利。なんだけどどんどん堕落していく気がする。

・ルイスと不思議の時計



ハリポタ系ファンタジーかと思いきや、マイルドながらホラー風味強めで小さい子供は怖いかも。ユーモアも同じくらいかそれ以上に含まれていて笑えるシーンのほうが多いけどね。
話運びは非常に丁寧で、映画の半分くらいはルイス・ジョナサン・フローレンスの3人を中心にキャラクターの人となりや徐々に変化していく関係、彼らの過去などもうっすらと、じっくり描き出していきます。3人がそれぞれお互いを思いやっていく(がゆえに口げんかや本気で叱ったりできる)描写とその過程がしっかりしていて、むしろファミリー映画としての面を一番強く感じました
ストーリーを支える役者陣の演技も総じて良かったけど、胡散臭さが絶妙で愉快なジョナサンと上品でエレガントな美人のフローレンスが抜群の存在感(この2人の口げんかが最高に愉快)で、2人に挟まれたルイスが平凡に見えてしまったのは可哀想かも。子役ではタービーや、出番は少ないけどローズ・リタのほうが表情がしっかりしていたかな。
世界が滅ぶレベルの話なのに舞台はほぼ屋敷の中(と学校)というミニマムさで、派手な魔法やアクション描写は後半に集中しており、それもアクションつるべ打ちではなくちょいちょい小休止をはさむため、自分のようなハードなアクション好きには物足りず、テンポが良くないようにも思えましたが、後から考えると子供が観ることを想定して疲れないようにとの気遣いなのかなと。
エグ味・悪趣味といった「鬼才」イーライ・ロス監督らしさはほぼ抑えられていましたがそれでも焦げたぬいぐるみ、カボチャ、人形軍団、赤ちゃんなど、ファンがニヤニヤするような映像もいくつか。
どこの劇場もほぼ吹き替えのみでの上映ですが悪くなかったんじゃないでしょうか。確かにちょいちょいあの名探偵が入り込んできてノイズにはなりましたが、それでも中盤のルイスの告白シーンには胸を打たれたしホロリと来ました。ファミリーで観られる、ハロウィンにピッタリの良作ですよ。


・ヴェノム



スパイダーマンの宿敵にしてライバルである大人気キャラクター「ヴェノム」を主人公にしたダークヒーロー・アクション。但しアベンジャーズとかの「マーベル・シネマティック・ユニバース」とは無関係な世界。監督が「ゾンビランド」のルーベン・フライシャー、主演がトム・ハーディ。
お話は良くある底辺→出会い→無双→敗北or挫折→成長→大勝利!のシンプルなものですが、ダークヒーローものなのに愉快で明るく、スパイディとルフィとヒソカとミギーをミックスしたようなヴェノムならではの「ビヨンビヨンアクション」(触手を伸ばしたり縮めたりくっつけたりといった特性を、PVにもあるバイクチェイスだけでなく格闘戦でもパワフルに発揮)とコミカルかつ熱血なところもある人物描写で終始楽しく観られました。
しかしこの作品においての見どころはやはりエディとヴェノムの仲良しバディ描写。正直、ヴェノムが良い奴過ぎるのは賛否あると思うんですが(ポスターには「最悪」とか書いてるのに…)原作にもキャラクターにも過剰な思い入れがあるわけではない立場としては、「ヒロシとピョン吉」的な楽しい掛け合いの方が観ていて気持ちがいいのです。
しかしあのラストの「悪い奴なら食べていい」みたいなやり取りはほのぼのどころか薄ら怖かったんですけど、あれわざとですよね監督?
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