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2018年12月23日05:39

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「終い弘法」 東寺の “道具屋”

一昨日でしたか、東寺の「終い弘法」へ行ってきました。イエね、寒くなってきましたから京都の“すぐき”を買いに行ったと思って下さい。

  「世の中は 三日見ぬ間の 桜かな」
暫く「東寺」へも行って居ませんでしたが、近鉄「東寺」の駅から西へ歩いて東寺の東南の角へ来ますと、最近は混雑緩和の為に、境内へ這入るルートを変えとるんです。何時もは其の儘西へ歩いて南正門から入って居たのに、今回は東南の角から北上させて、東門から境内へ這入らせよるんですわ。

お蔭で、ご本尊の「薬師如来」を拝むのに、密集した露店の間を遠回りしないといけません。どうせ無粋な京都府警の考えた事でしょうが、老人は疲れていけません。
で、態々遠回りして参詣済ませ、離れて二軒出ている「すぐき屋」の値段を見比べて、チョッと小振りながら「三つで千円」の奴を買い求めました。関西人の私は実に“ケチ”なんです。

序でにブラブラ露店を見て歩きましたが、如何しても「道具屋」に興味が有って、立ち止まります。

一軒の道具屋で、老人のヒヤカシ客が、脇差の様なものを手に取って、頻りに中身を抜こうとして居ます。
私はきっとこれは「中間」の用いる小道具の「木刀」に違いないと思い、忠告して遣ろうとしましたら、一瞬早く露店のオヤジが 『其れは抜けません、木刀ですからexclamation ×2』 と言いながら寄って来ました。(やっぱり!)

此れって、落語のシーン其の物ではないか! 察するにこの老人、落語を全く聞いて居ないのだな?  そうで無くてはこんな間抜けな事をする筈がない。実に無粋で頓馬な老人である。

して見ると落語のストーリーもまんざら“絵空事”ばかりでは無いのだな! と妙な納得をした次第。

 以上、実際に見た落語のシーンでした。 (此れは本当の話です)
空海曰く、“事実は落語より奇なり” お後が宜しいようで・・・。
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