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2018年12月22日21:33

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長崎堂

いつものストアで買い物を済ませ
(ほぼ酒とそのあて)
家に帰るため通り慣れ道を歩いていく。


その途中で商店街の中を通ってゆく。
アーケードの商店街。
いつものように立ち並ぶ店はシャッターを下ろしている。
午後8時すぎ。


とくに目にとまるものもない目新しくもない
見慣れた通りを歩いていく。


と、
右側に明るさを感じた。


反射的に顔を向けると
ケーキ屋さん。

ケーキ屋さんというかカステラ屋さんというか。


ほとんど閉められたシャッターの店舗中で
ひときわ際立ちを見せていた。


おもわず足を止めていた。


店内入らずとも店先の台の上に置かれているのは
カステラとロールケーキ。
とくずもちやらなんやら。


わたしにはカステラとロールケーキが魅力的に見えた。



ここは長崎堂という店名で
建物には年期がうかがえる
商店街に昔から根付いているお店だ。


店内のガラスケースの中には
さまざまな王道のケーキが見受けられるが
わたしには店先のものに釘づけされている。


カステラ?
ロールケーキ?



…ロールケーキ。




「ロールケーキください。」


「380円です。」


「500円からお願いします。」


「120円のお返しです。
ありがとうございました。」


「どーも。」




わざわざ店内に入らず店先で勘定ができるのは
こういうお店ならではだよな…


チェーン店よりもこういうお店の方がなんだか温かみを感じれるから
わたしは昔ながらのお店の方が好きだな…


おばちゃんの制服じゃないエプロン、三角巾。
その清潔感じゃなく安っぽいけど親しみを感じれる温かみ良いね…


長崎堂はクリスマスシーズンだけ夜も営業している。
冷えた体には
チェーン店には出せない
温かみを感じさせてくれる昔ながらのお店。
人情ってこういうことなのかな…



わたしは早めのメリークリスマスを済ませた
気分になった。



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