【書名】上馬キリスト教会の世界一ゆるい聖書入門
【著者】上馬キリスト教会
【発行】講談社
http://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000315393
Twitterでのツイートがおもしろいので去年フォローした「上馬キリスト教会」
https://twitter.com/kamiumach の中の人が本を出す、しかも肩肘張らない聖書の案内というので読んでみました。
冒頭でいきなりやってくれます。なんと、旧約聖書、新約聖書をそれぞれ4ページちょっとでざっくりと概観。一部抜粋してみますと……
<<出エジプト記が終わっても「レビ記」「民数記」「申命記」と、この出エジプトの書が続きますが、
退屈なので飛ばしていいです。>>
こんな感じでゆるい解説が続いたかと思えば「教会とは建物のことではありません」なんていう意外な事実が出てきたりして、なかなか油断ができません。
これまで断片的に見聞きした聖書ですが、わかりやすく、しかもゆるく解説されていて、キリスト教というものがおぼろげにわかってきたような気がします。
その一方で「聖書をまずすべて事実と認めることが、クリスチャンとなる初めの一歩ということになります」とか、進化論について「自分は偶然の産物として生まれたものなのだ、と思うよりも、神さまが意味を持って造ったものだ、と思うほうが、最近よく言われる自己肯定感という側面からしても、いい感じじゃないですか」とか、絶対に自分とは相容れない部分もわかって、そういう意味でも参考になります。
クリスチャンになるかならないかは別として、とにかくおもしろいし、海外の小説や映画を見る際の参考になるかもしれないから、多くの人にいっぺん読んでみてほしい本です。
ログインしてコメントを確認・投稿する