mixiユーザー(id:7170387)

2018年11月21日05:41

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デフレスパイラル

物価が安くなるにつれて、給料も安くなります。すると、消費者の購買力が落ち、益々、物が売れなくなるのがデフレによる悪循環の構図です。 給料が下がっても、物価が安くなっていれば、差し引きゼロになり、生活水準は変わらないはず、モノの値段が下がって、どこが悪いのだろうと多くの人が抱く素朴な疑問でしょう。

ハンバーガーや牛丼をはじめとして、外食産業の値段はどんどん下がっている時期がありました。ユニクロをはじめ、安くて質のいい衣料品が街にあふれました。マンションの値段が下がり、バブルの頃を思えばローンも随分、安くなりました。衣食住だけでなく、規制緩和の結果、航空運賃などもずいぶん下がったのです。

確かに、デフレでそういう面もあるのでしょうが、ここで忘れてならないことが、いくつかあります。 私に一番重く圧し掛かるものは、物価がどんなに下がっても、過去の借金は減らないということです。給料が下がれば、ローンが払いきれず、バブルの時に購入したマイホームを手放さなければならなくなるのです。

売却した代金でローンを返せればいいのですが、地価の値下がりでローンが残ってしまうのです。 現在、日本では自殺者が多々いますが、昔はこんなにはいなかったでしょう。持ち家を所有する人の自殺がふえたのも確かでしょう。デフレがローンを抱えている人の首を締めつけているのです。 問題は、住宅ローンだけではありません。

あらゆる場面で生じてくるのです。例えば、月給30万円の方が、月々5万円のローンで車を購入したとします。5万円なら簡単に返せるはずだったのに、デフレで給料が15万円になってしまったら、毎月15万で生活していた方は、毎月5万円を出費するのは容易なことではないのです。

しかも、恐ろしい事に、物価が下がる以上に、収入が落ちる傾向があると言う事です。デフレ時には、企業がどんどん倒産します。要するに、物価はゼロにはならないが、収入は失業すれば簡単にゼロになるのです。デフレは人々の希望をも奪ってしまうのです。これまで、給料が右肩上がりだと思えば、日本人は比較的気軽に借金をして、物を購入した。

それが、デフレですべてが右肩下がりとなり、お先真っ暗となれば、誰も大きな買い物をしなくなります。それが、正しい自衛策であっても、人々が購入を控えれば、企業の経営状態は益々悪化していくのです。それが、さらに失業者をふやし、デフレはいよいよ加速していくのです。

景気が悪くなり物が売れない⇒売れないから物の値段が下がる⇒安く売った分会社の儲けが減り従業員の給与も下がる⇒従業員の家族は苦しくなり、益々、物を購入しなくなる⇒もっと景気が悪化して物が売れなくなる⇒売れないからもっと値段を下げる⇒安く売った分会社の儲けが減り従業員の給与も下がる⇒従業員の家族は苦しくなり、益々、物を購入しなくなる⇒もっと景気が悪化して物が売れなくなる⇒売れないからもっと値段を下げる⇒安く売った分会社の儲けが減り従業員の給与も下がる⇒従業員の家族は苦しくなり、益々、物を購入しなくなる⇒もっと景気が悪化して物が売れなくなる⇒売れないからもっと値段を下げる⇒安く売った分会社の儲けが減り従業員の給与も下がる⇒従業員の家族は苦しくなり、益々、物を購入しなくなる⇒もっと景気が悪化して物が売れなくなる⇒売れないからもっと値段を下げる⇒デフレスパイラル(自爆)

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