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2018年11月20日05:59

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防災見学会へ参加して

去る9月30日(日)、ときわ台町会主催による埼玉防災館及び千葉県野田市のキッコーマン野田工場「もの知りしょうゆ館」の防災見学会を開催いたしました。当日、心配されていた台風でしたが雨が落ちてくることもなく、またバスでの移動も定刻どおりに、ご当地へ到着となりました。

さて、埼玉防災館では所要時間1時間30分の体験コースで、地震・火災の豊富な体験ができるオールラウンドな施設です。いつどこで起こるかわからない災害に備え、日頃から一人ひとりが災害の正確な知識に基づいた行動力をもつことが大切だということを学びました。

初期消火体験は、珍しくレーザ光線によるものでした。最大の特徴は東日本最強クラスの性能を誇る地震体験でした。また、実際に建物の中で火災が発生したのを想定して真っ暗な煙の中から脱出すると言う防災体験は、地震や火災などの災害について、楽しみながら学んでいくことが出来ました。

埼玉防災館で学んだあとは野田市にある「紫乃」というレストランにて懇親会を兼ねて昼食をとり、午後からは「もの知りしょうゆ館」を見学しました。発酵食品である醤油は消化吸収がよいことから世界各地でも大変人気があるということです。

発酵食品は、数千年前から穀類、果実、木の実、乳を原料とし酒、パン、チーズなどの発酵食品を作り人類との関わりをもってきたことをメソポタミヤ、エジプト文明の壁画より知ることができます。

日本では、遣唐使が奈良、平安時代に中国に渡り、酒、酢、味噌、漬物の原型を日本にもたらしたとされ、今日では日本独自の発酵食品とし、酒、味噌、醤油が生まれています。日本人の食卓に欠かせない醤油は、キッコーマンは別としても既に原料として遺伝子組み換え大豆を使用しています。

日本の大豆の自給率は2〜3%と低く、大半をアメリカから輸入しているのです。醤油メーカーでは、こうした輸入大豆を使用しているので、組み換え大豆も原料として使用する事になっているといいます。遺伝子組み換え食品は、虫を殺す毒を持っていますので農薬は必要ありません。生産コストは安く済むでしょうが果たして人間が食べても平気なのか?

日本人はアメリカの実験台になっています。ハワイでは、遺伝子組み換えパパイヤが見つかり問題となりました。遺伝子組み換えを行ったパパイヤにウイルスが繁殖してリングスポット病という病気が発生します。パパイヤ農業全体が崩壊する危機に追い込まれました。

有機栽培農業で 古くからのパパイヤを作っている農民たちは、自分たちの有機農業栽培の認証が失われると恐れています。さらにインドでは、独バイエル社がインドで遺伝子組み換え作物の商品化を行うのを断念して、撤退を表明しました。

バイエル社が開発実験をしていたのは、キャベツとカリフラワーの遺伝子組み換え作物で、バイエル社はすでにイギリスでの研究から撤退しており、オーストラリアでの商品化も断念しています。

干ばつに見舞われて食糧不足のザンビアに、緊急援助で米国は国産のトウモロコシを送ったのですが、遺伝子を組み換えが混入していたので、受け取りを拒否されたそうです。米国も国連も安全だから受け取るようにとお願いしているのだが遺伝子汚染を恐れるザンビア側の姿勢は変わらなかったのです。

飢餓に苦しんでいるザンビアが受入れを拒否したことには驚きました。それなのに、日本は、遺伝子組換え原料を使った物に有機大豆100%と表示し、豆腐や納豆の3割に、遺伝子組換え大豆が使われていたことが判明しています。このような悪質な企業名・商品名を国民に公表すべきです。

遺伝子組み換えに反発する国がこれだけある中、深まる健康と環境に対する影響の懸念、アメリカを中心に遺伝子組み換え作物の栽培が急激に拡大しています。食の安全性だけでなく、農薬などの土壌などの環境生態系への影響まで含めた総合的な対策が急務なのですが、遺伝子組み換え作物を喜んで受け入れる日本の大企業や日本政府は利益だけを求めて一体何を考えているのでしょうか。未来が不安になるだけです。(笑)文責・仲條拓躬

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