コンビニの喫煙所でタバコを吸ってると
「すみません、
わたくしですねぇ、
○○に帰る途中なんですけれど、
途中でキャッシュカードやらサイフを落としてですねぇ、
必ずお返ししますので500円貸していただけないでしょうか?」
とおじさんに声をかけられた。
見た目はちょっと小綺麗とはいえない感じの方。
困ってる表情でぼくに声をかける。
ぼくは頭の中で一瞬考える。
困ってるから貸してあげよう、
むしろ返してもらわなくていい500円ぐらいなら、
でも何年か前に知り合いから
500円貸してくれという人いたんだ
その人またいたよ
という話をきいたことがある。
ぼく自身何年か前に道を歩いてるときに
遠くの地方のからきてサイフを落としたから帰れない、申し訳ないけどお金貸してくれないかと言われて1000円あげたことがある。
ほかにも知り合いに貸したことも何度も。
そんなお金の貸し借りの経験をへて
ぼくは、
「警察署でお金を貸していただいたらどうですか?
この道をまっすぐ行ったらありますから」
そう言うとおじさんはまっすぐですねわかりました、とすんなり去っていった。
ぼくの行為は冷たいだろうか。
でもぼくは自分の対応にうしろめたさはない。
おじさんの言ってることが本当だろうとウソだろうと
ぼくはお金の貸し借りに対して
いい人にはならないと
決めたんだ。
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