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2018年11月12日22:01

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「何言ってるか分からん」

中間選挙直後の記者会見に、日本人の記者から質問を受けたトランプ大統領が「シンゾーによろしく」と発言したことは、割とあちこちで報道されていたように思う。実はその記者に対して「オマエの言ってることは分からん(I really don't understand you)」ともトランプは言っていて、アメリカのニュースサイトではむしろこの発言のほうを大きく取り上げていたりする。もちろん「日本人記者に失礼だ」という否定的な文脈で。

ワタクシ個人としても二つの側面から頷けるところがある。そもそも移民が多いアメリカ社会ではクセのある英語をしゃべる人が多い。特にインド系の人たちの英語は聞き取るのに苦労するのだが、多くのアメリカ人はスンナリと理解できるようで、むしろそのことに驚いたりする。
一方、ワタクシ自身も「オマエの英語は分からん」と面と向かって言われたことがなくもない。ビジネスの場だとか大学の中とかだと、外国人とのコミュニケーションに慣れているアメリカ人が殆どなので、そうした発言を聞くことは普通あまりないのだが、二昔ほど前にアメリカの会社との合弁事業をしていたとき、普段話をするカウンターパートの上司が出てくると、こちらの主張を理解してもらうのにけっこう苦労した。彼としては英語を母国語としない人たちとのコミュニケーションに慣れていないだけで、悪気がないことは明らかなのだけど、それにしても「オマエの英語は分からん」という言い方に「オマエは馬鹿か」という発言と紙一重のようなニュアンスがあることは否定できない。

なので普通の政治家はそんなことは言わないのだが、なにせトランプは普通ではない。
どう普通ではないかを分析した記事があったので下にご紹介する。この記事の主旨にワタクシは100%賛成である。

■トランプの「何を言っているのかわからない」発言の奥底にある差別意識
https://cakes.mu/posts/23181
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