またも逃げた。週明け心機一転のつもりでようやく動き出す。
以前のデータを確認をしようとするが、画面が映らない。
液晶死んだ?
或いは、ボード?
しかし、電源を入れるとファンは回る。
ふと気が付く、かキーボード右部に不審なヒビ・・・。
嫌な予感がして、液晶を見ると、その部分が、完全に割れてました。
内部で。
原因はまぁ、ありすぎてわからない。
笑いがこみ上げた。
「之、汝の罪也」
そうこれは罰なのだ。
逃げ続けた。
「之、汝の行末也」
自ではない、笑い声がどこかで聞こえる。
否定できるか?
出来ないね。
今を見てみろよ。
似たようなものさ。
壊れた液晶。
壊れた体。
そして朽ちてゆく。
同じくして、同じくして。
かように、幕は閉じる。
あるがままに、流され終える。
何ものにもなれず、ただただ朽ちてゆく。
それは暗示であり、運命ともいえる。
このまま。
であればの話。
変わらない。
変わらない。
変わらない。
どちらが?
運命か?
己が?
気を吐き、咆える魂もなく。
激情を呼び覚ます情熱もない。
心は砕かれ、打ちひしがれる。
ただただ、笑う。
愚かさをか?
怠惰をか?
行末をか?
そして笑いはやがて嗚咽へと変わるだろう。
それ程迄に、自らを信じられぬ愚かさに。
これ程までに落ちぶれた自らに。
自らをかえりみよ。
汝を責めよ。
その身に刃をつきたてよ。
だが、それにも溺れそうで、或いは、そこから逃避する自らを想像する程に、根は深い。
正直、自らの愚かさに今この瞬間にでも終止符を打ちたいほどに。
だから絶望する。
希望が心を動かさぬなら、絶望し続ける。
明日に逃げ続けるならば、今日に過去を悔い続けよ。
汝を責めよ。
汝を呪え。
汝を嫌悪せよ。
絶望だけが汝の友たれ。
なれど、捕らわれてはならない。
絶望を背負い立ち上がれたのなら、変わるかもしれない。
だから絶望し続けよ。
幾度も幾度も。
そして進め。
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