mixiユーザー(id:21100113)

2018年10月19日08:53

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再び「日本」と言う国の“モラルハザード”に付いて

日本の産業界の不祥事が後を絶たない中、なたまた免震・制振装置のメーカー「KYB」の改竄問題だマスコミを賑わして居ます。

本当に日本の産業界の不正・欺瞞の闇の奥深さに戦慄を覚えます。

何故ここまで日本の産業界は堕落してしまったのでしょうか? 一体何が日本の産業界の誇りと矜持を失わせてしまったのか? 一言でいえば、バブル崩壊後の日本の景気の再浮揚がなかなか進まなかった事、ではないかと思います。

日本の実業界あは、長引く不景気の所為で、物は売れず、収益は低下、成長はドンドン下って行きました。

そう成ると企業が断行するのは何か? 言わずと知れた「コストの削減」です。 

コストの削減でまず手を付けるのは、最も遣り易い人件費の削減です。

人件費の削減には、従業員の給料を下げる事か、従業員を減らす事、ですが、殆どの企業が選んだのは、『リストラ』と言う首切りでした。

リストラとは、restructuring 即ち“事業内容の再編成”と言う意味ですが、自分勝手で無能な日本の経営者は、此れを「首切り」と言う意味に捉えて非情な行為に走ったのです。

此の『リストラ」の嵐が日本中を吹き荒れ、巷には「失業者」が溢れ、不景気は一段と進みました。

政府は企業の姑息な手段に対して何ら有効な手を打たず、放任に近い状態でした。

一節に、Rost 20 とか言われ、、長い不況の時代が続いたのですが、私に言わせれば20年間で終わらず、不況は今も続いて居ます。

この間に生まれたのが派遣社員の氾濫で、正規雇用者はドンドン少なく成って行きました。

政府はこれも黙認し、有ろう事か、今や『働き方改革』とか言って労働者の『奴隷化』さえ進めようとして居ます。

斯う言う政府の「企業甘やかし」に味を占めた産業界は、自らの企業責任さえ軽んじる様に成り、その製品に対する生産者側の責任さえ、放棄、無視、虚偽、する様に成り、今の『不祥事だらけ』の企業風土が生まれたのです。

今や日本の産業界の「物づくり神話」は完全に崩れ、世界中で信用の失墜を起こして居ます。

ヨーロッパが、大航海時代に、アジア、アフリカ、南米、の富を収奪し、その富を食い繋いで20世紀まで生き延びて来たのと同様、

日本も此処暫くは今迄の技術の蓄積で何とか中国等に対抗して居ますが、その内追いつき追い越されて終うでしょう。でも此れは自業自得、自らまいた種です。

永らく生きて来た私の感想ですが、「アメリカ」がこれ程狂った国とは思わなかったし、日本がこれ程堕落するとも思って居ませんでした。

関西で古くから言われて居る言葉に、「親シンド、子ラク、孫コジキ」と言う言葉が有りますが、世の中「生生流転」とは言いながら、日本が『再生』するのは何時の事に成るのでしょうね?

私は絶対にその『再生』を見る事は出来ないと思います。


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