Le Redoutable
監督 ミシェル・アザナヴィシウス
脚本 ミシェル・アザナヴィシウス
原作 アンヌ・ヴィアゼムスキー『それからの彼女』
ルイ・ガレル、ステイシー・マーティン、ベレニス・ベジョ
ゴダールの奥さんだった頃のアンヌ・ヴィアゼムスキーの回想録を映画化したもの。
アザナヴィシウスはアカデミー賞をとった「アーティスト」の監督。
ゴダールを演じるのは、映画監督フィリップ・ガレルの息子、ルイ。
ヴィアゼムスキー役はステイシー・マーティンが演じている。
「中国女」(67)の撮影に始まり、学生運動に肩入れしていく68年の五月革命のパリの様子に、カンヌ映画祭中止の件とかを描く。
「中国女」を見たのは、25年くらい前だったかな。
正直、全く理解できなかったが、左翼思想が優勢だった時代だというのはよくわかる。
正直いって、ヴィアゼムスキーとステイシーは、似ていない。
知的でクールさに欠ける。
映画はヌーヴェルバーグで多用した街中を歩く人物を横移動でずっとフォローするような場面などもあるが、ゴダールの足元にも及ばず、途中でものすごくだれる。
しかしまあ、ステイシー・マーティンの脱ぎっぷりがすばらしかった。
それが救いか。
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