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2018年09月30日20:48

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ボブ・ディランの「ライク・ア・ローリング・ストーン」を翻訳してみた

台風で家の中でやることがない。

ボブ・ディラン(Bob Dylan)の「ライク・ア・ローリング・ストーン」を翻訳してみた。
この曲について大ざっぱに述べる。

1965年に発表された。
それまでのボブ・ディランは生ギターでフォークソングを歌っていた。

「戦争に反対だよー、僕たちは強く正しく生きていくんだよー」
というような。

だけど突然、エレキギターでバンドを組んでこの曲を歌った。

「ボブ・ディランはキチガイになった」と大騒ぎになった。
そしてこれをきっかけとしてアメリカ文化は次のステージに進んでいった。


それまでのロックはラブソングばかりだった。

「ボクはキミが好きなんだー、だけどふられちゃった、悲しいなー」
というような。

そこへボブ・ディランがこんな曲を歌い出した。
ビートルズもローリング・ストーンズも、その他もビックリした。
このときからロックの革命が始まった。

いま聴いても素晴らしい。
よくこんな歌を作ったなあ。
そのへんの駅前で路上ライブをしているバカそうな顔をした演奏者たちはボブ・ディランのことをどう思っているのだろうか。

しかしさすがにノーベル文学賞を受賞した人だ。
隠喩とスラングで何がなんだかよくわからない。
いちおうこのように解釈して翻訳したけど間違っているような気がする。
原語を参照しながら聴いたほうがいいかも。





「ライク・ア・ローリング・ストーン」(Like a Rolling Stone)

ずっと昔、おまえはステキな服を着てさ
気取って乞食に小銭を投げつけたりしてた
皆んなは言ってたよな、お嬢ちゃん気をつけろそんなことしてると報いが来るって
おまえは冗談だと思ってたんだろ
ケラケラ笑ってたもんな
まわりの皆んなのことを

今じゃあんな大きな声も出ない
今じゃあんなプライドもなくなったみたい
だって明日の食事をなんとかしなきゃいけないもんね

どんな気分?
住む家もなくて
皆んなに無視されて転がり落ちる石みたいだね
ねえどんな気分?wwwww

おまえは一流の学校にも行ったんだよね、独りぼっちチャン
だけどおまえはそこでフラフラしてただけなんだよ
誰もおまえに売春のための客引きの仕方なんて教えてくれなかった
おまえはそれを覚えていかなきゃいけないんだぞ

おまえ言ってただろ、私は絶対に認めないわ変態性欲なんか
でもおまえ気がついただろ
あいつらは堂々と存在してるんだ
おまえはあいつらのいやらしい目つきに引き寄せられて
私と取引したいのって言うんだろ?

どんな気分?
独りぼっちで帰る家もなくて
皆んなに無視されて転がり落ちる石みたいだね
ねえどんな気分?wwwww

おまえのこと好きだった奴らは気を引こうとして
なんとか喜んでもらおうと必死だった
だけどおまえは軽蔑して眉をひそめて、振り返りもしなかったな
それがすごく悪いことだってわからなかったんだな
あんな他人をコケにするようなことしちゃいけなかった

おまえはチャラい男と高級車に乗っていた
まるであの男の肩に乗ってる高級なペットみたいだったな
おまえはあいつに完璧に食い物にされて
チャラいだけのダメ男だとわかったとき
辛かっただろうなあ

どんな気分?
独りぼっちで帰る家もなくて
皆んなに無視されて転がり落ちる石みたいだね
ねえどんな気分?wwwww

お城のお姫さまや、そのほかたくさんの人たちも
充実した気分で皆んな酒を飲んだり
高額な買い物したりして楽しんでる
でもおまえは大事なダイヤの指輪を外して質屋へ持ってくんだよな

おまえは以前は面白がってたな
ボロを着たキチガイの狂ったひとりごとを
あいつのところへ行けよ、おまえを呼んでるぞ、断れないんだろ
おまえにはもう何もないんだから、何も失うものがないだろ
おまえは無価値だ、おまえはもう何の意味もない奴なんだよ

どんな気分?
独りぼっちで帰る家もなくて
皆んなに無視されて転がり落ちる石みたいだね
ねえどんな気分?wwwww






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