■大相撲三賞、初「該当者なし」 関脇以下が星数伸ばせず
(朝日新聞デジタル - 09月23日 15:10)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5301642
大相撲九月場所千秋楽、昨日大関豪栄道を上手投げで制して41回目の優勝を決めた横綱白鵬は鶴竜との横綱同士の結びの一番で送り出しに退け15戦全勝とし“有終の美”を飾りました。その前の昨年の十一月場所の40回目の優勝インタビューでの万歳三唱が議論を引き起こしたことが記憶に深い中、そのインタビューを注目しましたが、それで“お灸を据えられた”恰好だったことの反省か、全体的に謙虚な内容の受け答えだった印象がありますね。曰く、「相撲の神様が微笑んでくれた。最高です。」また、怪我のために弱気になっていたのではないかと言う問いに対して「今年は怪我に泣き、4月には親父が天国に旅立って、自分なりに寂しい思いしたが、これで無事にいい報告ができるのかと思います。」、さらに、33歳の白鵬に対して「20代の相撲と変わったことは」と言う問いには「20代と全く違う」とした上で、「怪我とどううまく付き合っていくか、今後の土俵人生にかかってくると思います。」と答えました。
そして、幕内1,000勝を達成して以降の次の目標について「19歳(新入幕)から積み上げた白星が1,000勝。そして22歳(第69代横綱に昇進)から積み上げた横綱800勝。場所前から目標をたてましたけど、こんなに早く達成するとは信じられない。最高です。」「次はどうこうより、平成で最後の秋場所を全勝。賜杯を抱いたことは光栄に思います。」と、41回目の優勝力士らしい落ち着いた内容に終始し、改めて、11年の長きに亘る横綱生活の“重味”を感じました。
さて、今場所の三賞ですが、記事も述べるように三賞選考委員会の結果、殊勲、敢闘、技能の各賞すべてで「該当者なし」と言う結果となりました。昭和22年に始まった三賞制度として史上初めての事態となりましたが、今場所は横綱、大関陣が好調だった上に昨日の取組終了時点で横綱が三役以下に敗れたのが稀勢の里が喫した3つの黒星だけで、特に豪栄道と高安が十四日目まで賜杯レースの一角にあった大関陣が平幕に取りこぼしたのも3つと成績も安定。小結で勝ち越した貴景勝(9勝6敗)も東前頭13枚目の竜電(10勝5敗)とともに敢闘賞候補に上がったとは言え三横綱すべてに敗れ、北勝富士を寄り切りに仕留めて11番に乗せた西前頭15枚目の嘉風(技能賞候補として名前が挙がった)含め、賛同が出席者の過半数に満たなかったとのこと。審判部の副部長を務める藤島親方(元大関武双山)が「厳正に選考した結果」とコメントしていたようですが、稀勢の里(今日は大関豪栄道の突き落としに屈して10勝5敗)に土をつけた小結玉鷲(4勝11敗)、千代大龍(5勝10敗)がともに負け越すなど「実力者」とされる関脇以下の力士の不成績が目立った場所とも言えそうですね。故に、この結論は間違っているとは思えず、むしろ賢明とさえ感じます。
その他。優勝決定戦に持ち込まれた十両と三段目は、十両が東11枚目の奈良県出身の32歳のベテラン徳勝龍(11勝4敗)、三段目は3枚目朝興貴(27歳)(7勝0敗)が優勝を決めました。一方、西前頭14枚目の千代丸が14日目の栃煌山戦で負傷し、協会に「左第2中足骨骨折で約1カ月半の安静加療を要する見込み」との診断書を提出、西十両10枚目の水戸龍も「左膝内側側副靱帯損傷で約1カ月半の安静加療を要する見込み」との診断書を提出して休場。水戸龍は14日目まで7勝7敗だったために負け越しとなりました。ともに長くかかる可能性もありますが、千代丸と言えば弟の千代鳳が膝の負傷からの復活をかけて幕下で奮闘している中であり、兄弟揃って怪我に苦しむことになりますね……。
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