■同性婚の法制化「あなたにどんな不利益が?」 木村草太教授ら議論の進め方を語る
(弁護士ドットコム - 09月21日 10:22)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=149&from=diary&id=5298676
つぶやきでも書いたが、ついでに日記でも。
この記事では「議論の進め方」とあるが、記事を読む限り、これは「功利主義に基づく議論の進め方」である。
「あなたに何の不利益がありますか?」という問い方がそれである。
不利益の内容に「差別はいけない」というフィルターをかぶせることで、金銭面のみでの判断を人々に押し付けている。または思考誘導している。
これは、北朝鮮の脅威を声高に発言し、軍事予算を増やそうという議論も同じである。解法が限定されている以上、解答も限定されてしまう。自然数のみの計算で、虚数を出すことは出来ない。そういう事である。
議論の進め方というなら、ある程度の思考誘導が出て来るのは仕方がない。思考誘導があること自体は問題ではない。
問題となるのは、「自分はこれこれ、こうゆう事に価値を見出している人間で、その価値観から議論の進め方を思考し、提案しています」としないと、「公正・公平な議論の進め方の提案」とは言えまい。それを言わずに話を進めている人を見ると、この人は腹に一物抱えているのではないか、と疑ってしまうのである。むろん、抱えているという自覚が無い人もいる。
木村草太教授が腹に一物抱えている人物かどうかは置いておいて、私からすれば、そういう人の意見や提案は、眉唾物なわけである。眉唾をして考えて、同意するなら当然する。同意しないなら同意しない。そう考えを進めていくし、それこそが私の考える「議論の進め方」の一つなわけで、木村草太教授の進め方はなんとも情けない。
ログインしてコメントを確認・投稿する