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2018年09月20日20:17

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小さい頃に見た地図に描かれていたが、廃線。

日本では、旅客営業していない貨物鉄道路線が多数あります。
JR貨物の営業路線を数えていけばきりがありません。

それとはまた別に、専用鉄道、つまりもっぱら自らのために用いられる鉄道路線というのがあります。
厳密に言うと国鉄・JRの路線とつながっている必要があるという定義ですが、
鉱山鉄道など、国鉄・JRの路線とつながっておらずとも「専用鉄道」ということが多いようです。

これまで日本には本当にたくさんの路線がありましたが、
輸送形態の変更などにより、姿を消した路線があります。



さて先日、三重県南伊勢町に行きました。
南伊勢町には鉄道は通っていません。
国鉄時代、南島線という路線(伊勢市駅から南下し、伊勢神宮内宮付近を通って南伊勢町五ヶ所方面を経由し、紀伊長島駅に至ることが予定されていました。)が計画されましたが、
計画倒れに終わりました。いわゆる未成線というものです。


しかし、南伊勢町には、専用鉄道なら昔はありました。
石灰石鉱山で採掘された石灰石を吉津港という港へ輸送する専用鉄道です。
中部国際空港の造成工事が終わったぐらいの時期に廃止され、
現在はベルトコンベアによる輸送に切り替わりました。


バスの車窓から、ベルトコンベアや吉津港の施設を見ることができました。
通った道路も昔は踏切だったのかな、とも思いますが。

時間がなかったため廃線跡の探訪はできませんでしたが、
私が小さい頃に見た地図に描かれていたこの専用鉄道路線、今は・・という感慨深いものがあります。




※追記※
YouTube動画に現役時代に撮影された映像がありましたので掲載します。


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