泣くな！おまえは男の子

年に一度の弟家族とレジャー。動物大好きな甥姪のために伊豆のアニキンに連れていく予定が、台風の影響で雨の予報を受けて急きょ八景島へ。そんな離れていないように思えるが、果たしてこちらは晴れ、伊豆は雨と判断が吉と出る。
カピバラやアルマジロと触れ合えなかったのは残念だったがシロイルカやペンギンがかわいかったので良しとする。

・デッドプール2



下ネタ・不謹慎ネタ連発、思ったほどクソ無責任でもなかったヒーロー「デッドプール」が新たな仲間を連れて大騒動。内輪ネタすげえ…というのが正直な感想。

先に不満点を書いておくと、まず主人公デップーがマトモになりすぎ。下品でお調子者でノリが軽い以外は至極真っ当なアメコミヒーローになっちゃってます。
あまりにも敵がショボいのも困りもの。色々都合もあるでしょうが、今回最強のヴィランの相手をするのがデップーじゃないので、クライマックスでは襲ってくる「ほぼ一般人」をただサクサク血祭りにあげていくという興奮も盛り上がりもない地味な画に。中盤までは良かったのに。
ストーリー自体も微妙でしたね。終わってみれば仲間たちという「疑似家族」を作り上げる物語になっていて、数多のアメコミ映画と似たような着地というか、デップーに似合わないというか…ヴァネッサと仲間たちが完全に切り離されてるからかな？

良かったところも勿論多いです。予算が増えたせいでアクションや爆発は派手になったし、メタネタに頼らないコメディ・ギャグも面白かった。特にスカイダイビングは悪趣味だけど最高でした(一瞬だけ映るあの豪華俳優も凄い)。あの意外なヴィランには驚きワクワクしました(それだけに終盤の扱いが残念)。
ドミノのスタイリッシュでユニークなアクションと、ケーブルの無骨さと力強さも良かった。ジョシュ・ブローリンはサノスに劣らぬ存在感でした。あまり出番はなかったですが忽那汐里のかわいさは100点満点中150点でしたな。

自分はかなり楽しめたし、結構ゲラゲラ笑えたんですが、隣のカミさんは「つまんなくはないけど、ネタが良く分からない。１のほうが面白かった」とビミョウな評価。
特にオープニングとエンディング。「ローガン」「ウルヴァリン　X-MEN ZERO」の鑑賞と、ライアン・レイノルズの今までのキャリアをある程度知っておかないとわけわかんないでしょうね。


・ハン・ソロ　スター・ウォーズ・ストーリー



「スター・ウォーズ」シリーズ人気ナンバーワンキャラクターの若き日の大活躍を描くも、本国アメリカで大コケ、日本では公開初日から各所で駄作のの烙印を押されたSF冒険活劇。不安6割期待4割くらいで鑑賞。「良くも悪くも平凡だなあ…」というのが正直なところ。
一番残念だったのは本当に過去を語るだけのお話になっていて、「SWの世界観の広がり」を感じられなかったこと。早い話が「別に作る必要性はなかったんじゃ…」です。
これなら全編通してチューバッカやランドとの関係や、ハンソロ自身のキャラ形成や成長に焦点を絞った方が良かったんじゃないかなあ。普通に仲間になって、ただのパーティーメンバーですもん、チューイ。
「ハリソン・フォード以外のハンソロ」は別に気にならず。オーデン・エアエンライクは初めて見ましたが、よく研究しているなと思いましたし、表情などいい役者さんじゃないでしょうか。

シリーズすべて鑑賞済みではあるもののさほど熱狂的なファンではない自分から見ると、一本の映画としてみると全然普通に楽しめます。逆にSWシリーズでなければ、そこそこ面白い作品として安心して人に勧められたんですけどね。