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2018年09月03日00:39

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「福山海軍航空隊」企画展(その3)

「福山海軍航空隊」の誕生から終焉までの最終回。
ここまで海軍の主要な水上機の基地として「福山海軍航空隊」を紹介したが、もうひとつの重要な機体と関わりがあった。
それは特殊攻撃機「晴嵐」です。

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「伊号第400型潜水艦」
潜水空母と呼ばれる世界最大の伊400型潜水艦は地球1周半航行可能と言う長大な後続距離を誇る。
これは日本の内地から地球上のどこへでも任意に攻撃を行い、そのまま日本に帰投する事が出来る。
この伊400型潜水艦に「晴嵐」3機を搭載。

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「伊号第400潜水艦概略配置図」
(大和ミュージアム所蔵)
※お詫び:ガラスの反射があります。

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特殊攻撃機「晴嵐」
分解組立式の高性能水上攻撃機で航空史上、他に類を見ないユニークな機体です。
潜水艦との共同訓練や射爆訓練の成果を上げる為、施設の整った福山海軍航空隊を基地に選び、部隊は敗戦まで駐留していた。

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「伊号第400型潜水艦の顛末」
ウルシー環礁攻撃作戦中に終戦命令を受け、帰投中に米海軍に接収され横須賀へ入港する。
米国で構造調査を終えて、ソ連に情報漏洩を恐れてハワイ沖で海没処分される。

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「晴嵐」の顛末
終戦後、米軍はGHQ/SCAPにより、陸海軍航空機の技術的評価を行うために各種の機体すへてを接収。
海軍省は直ちに指定航空機を横須賀へ空輸を福山海軍航空隊に命じる。

終戦までに完成した「晴嵐」は試作機8機。量産機20機の合計28機。
量産機のほとんどが福山基地に配備されており、敗戦時は8機が基地に残存する。
その内の1機が横須賀へ空輸され、空母で米国へ搬送されるも評価飛行は無かったと言う。
尚、この機体はスミソニアン集積所で長らく放置されていたが、近年に完全復元されスミソニアン航空宇宙博物館で展示公開されている。

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「占領軍の進駐」
終戦後の1945年9月中旬、広島県に連合軍進駐対策本部が設置される。
同年11月2日、福山市大津野・旧海軍航空隊施設にアメリカ聯隊約1000人が進駐。
翌年3月23日にアメリカ軍に変わって英連邦オーストラリア軍が進駐する。

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米軍接収後の海軍航空隊跡地」
旧兵舎は解体され、土地も造成。
米軍仕様の白亜の2階建て兵舎が新築されている。
また、英連邦占領軍兵舎は撤収後に保安隊福山駐屯地(後の自衛隊)になっている。


・TOP画像
「現在の福山海軍航空隊跡地」
当時の海岸線は現在の県道沿いで、福山海軍航空隊跡地は現在のJFEの敷地になっている。
右中の大きな駐車場が当時の格納庫と滑走台があった場所。
左上の白く見えるグランドには第631海軍航空隊(神龍特別攻撃隊)の兵舎があったようだ。

さて、現在も当時の防空壕や壕式無電室、航空隊貯水池等の戦争遺跡が点在していると言う。
機会があれば探索してみたい。

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