普通の生き物は、高温にあたれば煮えます。高圧に押されれば、ブチッと潰れて死にます。
さらに、強い放射線に当たれば、細胞の構成分子が分解されてしまいます。
もっといじめて、長期間、エサを食べなきゃ餓死してしまいます。
ところが、そうじゃない生き物がいるのです。
しかも単細胞ではなく多細胞生物。
ヨコヅナクマムシです。
この虫についての論文を読んでビックリ仰天しました。
ヨコヅナクマムシは乾眠といって、からだから水分を出し、ひからびた状態で生き延びるのです。
なんと、その干からびた状態で、マイナス273℃の超低温、強い放射線、高圧力、真空などの極限環境に耐えるそうです。
これなら、宇宙に漂っても死なないでいられるじゃあん!
そのとおり!
欧州宇宙機関により、宇宙に10日間さらされた後、地上帰還後に復活したそうです。
また別の実験、火星の地表環境を再現したシュミレーションで、45日間さらされても過半数か生き残りました。
堀川大樹氏の、この論文の最後の一文を読んで、私は思わず (⌒〜⌒)ニンマリ、膝をポンと叩きました。
それ一文は
「クマムシの常識を超えた環境耐性能力を目の当たりにすると、ハビタブルゾーンは、我々が考えるよりも広く、生命は宇宙でありふれた存在ではないかと思わされる」
その記事↓
https://www.sbj.or.jp/wp-content/uploads/file/sbj/9304/9304_tokushu_2.pdf
「最初の生命」の話は、一番言いたいこと、最後の「思えば遠くへ、、その3」へ続く、、です、ハイ。
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