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2018年08月05日18:35
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ダナン日記�検ィ隠亜．薀�スのメコンを見に行った（６）
クアンシーの滝へのツアーまで二時間くらいあったので、近くに有ったマッサージ屋で時間つぶしをすることにした。良くもない悪くもない並みの腕前だったが、早起きして眠気もあったのでいい休憩になった。それから普通に昼食をとるには時間が足りない状況だったので、サンドイッチを買って、自動車の中で食べることにした。
定刻の10分前に旅行社に着いたがだれもいない。結構な頻度で出発しているらしく、直ぐ来るから待ってなと、男女二人いた制服姿の男の方から軽く言われて待っていると、一台のミニバンが店先に停まった。その男が顎で乗れと合図したので、乗車してみると、ほとんど満車状態でドアの横の一席が空いていたのでそこに座った。英語をしゃべる人たちだったが、あとでオーストラリアからのツアー客だとわかった。
旅行社が言う通り、片道一時間で往復二時間、滝周辺の散策で二時間、時間通りに時は進んだ。出発して15分くらいですぐ市街地は去り、畑や農家、灌木の木立ち、その中には竹やぶや椰子の木々、マンゴーの実なども時おり見えた。ほぼ一時間で滝の駐車場に着いた。かなりのバスやミニバンで駐車場はごったがえしていた。
それまで一言も話さなかった運転手が英語で、4時半にここに戻るよう告げて、背後にある林の方へ先導した。切符売り場がそこにあり、予め手配していたと思われるものを渡して、私たちは改札口を通過した。先ず目に見えたのは、熊の観察ができるスペースで木に登るのが見えた。私は熊に興味はなかったので、ほとんど無視して滝を目指した。
直ぐ道の右側に小川が現れた。何メートルか行くと段差がある。ときどき皿状の岩が数枚重なるような形状を見せる。かつて、いまだ行ったことはないが、中国の九寨溝の写真集の中にあったような地形である。ときには小型の滝が現れたりする。気になる水であるが、それほどきれいではない。が、市街で見たメコンの泥色ではない。少し、微かにといったほうがいいか、濁った泥を含む水である。汚い感じはしない、ぎりぎりの汚れ具合である。
そしてそこは遊泳可で、多くの人が水浴びをしている。泳げるほど深くなく、広くもないので浸かる程度であるが、何せ気温は30度以上で、駐車場から10分も歩けば汗ばんでしまう。子供でなくとも、服を脱いで浸かりたくなる。脱衣場も準備してある。
ときに２，３ｍクラスの小さな滝をいくつか過ぎると、最後に相当落差のあるメインの滝の場所に出てくる。この時期、水の量はそこそこあると聞いた。滝の場所では、落下の際に飛び散る水しぶきで写真を撮るにも場所を選ばなければならないくらい、しぶきの影響を受ける。みんなやっているように私も何枚もシャッターを押した。何人か分からない人の写真を撮ってあげたり、もらったりして時間を過ごした。
九寨溝に触れたが、確かにクアンシーの滝も見るに値する景勝地だと言えよう。ただ、遊泳可としていることには疑義を感じてしまう。旅行案内や旅行社の宣伝を見る限り、クアンシーはルアンパバーンの郊外にあるものとしては傑出した場所のようである。もっと大事に、一つの目玉として管理、運営してもいいのではないか。老婆心ながら思った次第である。
後日ダナンに帰ってから、ラオスの豪雨でダムが決壊したとかのニュースを聞いた。クアンシーの滝あたりはどうなんだろうかと気になっている。
（つづく）
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