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2018年07月24日08:36

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フェラーリ楽勝かと思いきや、雨でドラマになった

予選がフェラーリ絶好調で、ベッテルが母国GPで気合い十分ということもあり、フェラーリ楽勝かと思っていたら、レース終盤の降雨でドラマチックな展開になった。

雨が降り始めて何台かウェットタイヤに替えたが、本降りにはなって来なかったのでまだドライの方が速い状況で、ウェットに交換した車は諦めてドライに戻していた。

その状況でまさかのベッテルがコースオフ。低速コーナーでアンダーステアで真っ直ぐ行ってしまうとは、名手ベッテルとしては非常に珍しいミスだった。
しかしその数周前にベッテルは縁石にフロントウイングを引っ掛けてパーツを飛ばしていたので、フロントのダウンフォースが少ない状態だったかも知れない。

先頭のベッテルが退場してセフティカー出動になったことによって息を吹き返したのがメルセデスで、ボッタスはすかさずピットイン。ハミルトン続けてダブルピットインかと思ったら、ピットロードから急に左にハンドルを切ってコースに戻った。

既にピットロードに入っていたのにコースに戻って良いのか? と思ったが、なぜかペナルティなしだった。
このステイアウトによってハミルトンは首位に立ち、レース再開後はチームオーダーでボッタスはハミルトンにアタックしなかったので、そのままハミルトンがトップでゴールした。

なんかチャンピオンシップを盛り上げるために意図的にハミルトンにペナルティを出さなかった感じではあるが、今後しばらくはフェラーリが無敵エンジンになりそうだからちょうど良いバランスなのかも知れない。



それにしてもフェラーリエンジンは速い。フェラーリPUさえ積んでいれば車体は平凡でも10位以上が保証された感がある。2年前までのメルセデスエンジンと同じぐらいのアドバンテージがある。

特に予選モードが速い。決勝だとそこまで圧倒的ではないので、やはり燃料か電流で抜け穴を使っていて、1周に大量にリソースを突っ込む手段があるのではないかと思える。
やっているのがフェラーリだから、たぶんお咎めなしだろう。

フェラーリがやってOKの事例を作ったから、他が真似してもFIAはそれはダメとは言い難いので、夏休み明けには他のエンジンメーカーも予選モードが強力になっていそうな気がする。



フェラーリエンジンが予選で無双になったので、ホンダは予選ではかなり見劣りするようになってしまった。決勝のペースはトロロッソ・ホンダは悪くはないが、予選で下位に沈んでしまうとなかなか入賞には届かない。

かつ今回は雨が降った時のタイヤギャンブルで失敗してガスリーが後方に沈んでしまった。

ガスリーは第一スティントのタイヤを引っ張っていたので、ベストなタイミングでウルトラソフトに交換すれば、一桁台でのゴールが有り得た。トロロッソはセッティングやタイヤ戦略で失敗することが多く、ちょっと苦しい。

ハートレーは粘りの走りで久々にポイントを取れた。ノートラブルならポイントに届くことを実証できたので、首は繋がったのではないだろうか。

しかしハートレーの来シーズンのシートはかなり危ない。ルノーがフランス人ドライバーを欲しがっていて、財政難のフォース・インディアからオコンがルノーに移籍する噂がかなり有力になってきている。

ルノーがオコン獲りすると、レンタル移籍しているサインツがレッドブルグループに戻るので、リカルドが契約更新するならばサインツが座るシートはトロロッソになる。
中堅ぐらいのキャリアになってきて速さにも定評があるサインツと、新進気鋭のガスリーの組み合わせはなかなか魅力的なので、ハートレーの来期シートはたぶんない。

来期がサインツとガスリーになるなら、シーズン途中から別の若手に乗せ換えても来年はその若手が座れないので、途中で交代させても不安定になるので、今シーズン中のハートレーのシートは安定したかも知れない。



フォース・インディアからオコンが抜けた場合、そこにはストロールが移籍すると言われている。

ストロール親子はウィリアムズのパフォーマンスに不満で、不調が続くなら移籍をチラつかせている。ストロール財閥の資金が入るなら、フォース・インディアは息を吹き返す可能性がけっこうある。

ストロールが抜けるとウィリアムズは資金が苦しくなり、さらに転落する可能性が高い。
それを食い止めるために、ウィリアムズがメルセデスのBチームになる噂がある。それが現実的かも知れない。

PUが非常に複雑になったにも関わらず、テスト回数が厳しく制限されているので、トップチームとしても傘下のBチームがあって、同じエンジンと車体パーツでデータ取り出来る方が便利になる。

今年、フェラーリとハースがそれをやって、相互にメリットがあった感触なので、他チームも習うだろう。レッドブル系チームは来年は車体後半の構成がほぼ同じになる。
メルセデスも、エンジンだけではなくギヤボックスやサスペンションの提供をやるのではないかと思える。


■F1ドイツGP決勝:難コンディションを制したハミルトンが逆転勝利、ハートレーも10位入賞
(AUTOSPORT web - 07月23日 00:12)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=186&from=diary&id=5211542
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