反プーチン派による内戦ぼっ発の筋書きにするのかと思ったら、犯行声明はISが出した。
壊滅寸前だったISが、現在世界最強軍事国家になりつつあるロシアの首都にいきなりちょっかい出すのは無理過ぎる筋書きだが、アメリカ視点だとタイミングとしては辻褄が合う。
ウクライナ戦線は圧倒的にロシア有利で、かつイスラエルによるガザ虐殺への国際的批判（日本は除く）が高まっている時期なので、ここでシリア（親露国）のISを復活させれば、ロシアを中東に引きずり出してウクライナ方面への集中を削ぐことが出来て、さらにイスラエルの悪行から世界の耳目を逸らすことが出来て一石二鳥。
これがイスラエルが関係なければ、ロシア版911テロ（戦争を起こす動機づくりのための自作自演というか、察知していたのにわざとスルーすること）の可能性も考えられた。
米欧がいま弱っているので、この機に一気に中東の軍事バランスをひっくり返したいなら、わざとISを呼び込んで派手テロを起こさせて、中東侵攻の口実にする。
しかし911当時のアメリカと違って、ロシアはウクライナ方面で全力戦闘しており、わざわざ中東で戦争する動機がない。なんぼいま米欧が弱っているとは言っても、同胞救援の大義があるウクライナ戦争とは違い、中東で戦争やるのは国民が納得しない。
そう考えるとイスラエルのガザ虐殺の悪行を誤魔化すことと、ウクライナで圧倒的に優勢なロシアへの嫌がらせとして、元からオバマのマッチポンプ軍団だったISを復活させてアメリカが利用したと考えるのが妥当。
ウクライナ戦争がNATOの負けで終わる目前なので、これだと米大統領選で現職のバイデンが非常に不利になるから、バイデンはなんとかして次の勝てる戦争、少なくとも世論を現職継続に向けさせられる戦争体制が必要になる。
おそらく次の戦場はクルディスタンと接しているどこかの国で、クルドを起爆剤にしてイランかシリアかトルコに突っかけるのだと思っていたが、ISをリバイバルとは意外だった。が、起きてみると辻褄が合うので納得する。
ISとクルドは対立しているので、敵はISということになるなら、クルドはやっぱり正義の戦士ということで実質的にアメリカの傭兵で使える。
現代の火薬庫民族のクルド人は中東での次の戦争のネタに使える大事な手駒なので、NATO各国やアメリカの下僕の日本で、難民様としてどんどん入れて手厚く保護している。
クルド人武装勢力とトルコ政府は争っているので、クルド人を数十万単位で受け入れているスウェーデンがNATO加盟とかふざけんなよとトルコが怒ったが、スウェーデンはあっさり突っぱねて、アメリカがトルコに戦闘機供与することでNATO加盟は妥結した。それくらいクルドは大事な手駒。
シリアがISの原理主義に再支配されたという形にすれば、イスラエル＋米欧日韓豪が21世紀の十字軍として結束して戦う大義名分が出来る。
かつISのテロ標的がロシアになれば、ロシアに嫌がらせのテロ攻撃を出来てウクライナへの戦力集中を妨害できる。
なんとなればISはロシアよりもっと悪い原理的な悪だから、NATOとロシアで同盟してIS掃討しましょうなんていう恥知らずな和平案も出せるかも知れない。この和平案をロシアが蹴ったら、ロシア領内でISのテロが激化することを含ませて。
ロシアでどんだけテロが起きても犯人はウクライナでもNATOでもないので、テロはし放題になる。
次の戦争はクルドを火種にして中東なんだろうなぁという予測はしていたが、それをはるかに上回る悪辣なIS利用で、さすがアメリカは考えることが違うと感服した。巨悪には際限がない。
戦争の時代が続くので、今年の日本は確実に貧しくなる。
このIS戦争マッチポンプが上手く機能すればバイデン再選の可能性が高まるので、バイデン再選の場合は日本は岸田続行で、インフレかつ増税になる。
■ロシア首都モスクワ郊外のコンサートホールで銃乱射 40人死亡100人以上負傷 “テロ攻撃”治安機関
(TBS NEWS DIG - 03月23日 04:44)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=266&from=diary&id=7797593
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