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2018年07月21日13:53

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夏の夜


 神崎家/リビング/夜

 黒「……。」
 ポ「珍しいな、お前が一人でリビングに居るのは。」
 黒「……ええ。厭でしょう? 奈々や由衣さんが居る方が似合うもの。」
 ポ「……そうでもねぇと思うけどな。お前はあの馬鹿によく似てる。」
 黒「……神内さんの事?」
 ポ「…だな。アレもアレで面倒臭くてな。酒出しても呑まない時もあった。」
 黒「…嘘でしょ?」
 ポ「…マジ。望が死んだ時は何言っても出てけの一点張り。」
 黒「……そう。でも、それは。」
 ポ「まぁ、そうだな。お前は? どうする?」
 黒「……何かあるの?」
 ポ「カクテルはスクリュードライバーだけだな。後は材料が足りない。」
 黒「……そう。なら、それで良いわ。……智也、さん?」
 ポ「ん? 無理しなくて良いぞ。俺は俺が作れる物しか作れない。」
 黒「…………。 ……莫迦。」
 ポ「……はいよ、お嬢さん。スクリュードライバー。肴は、サラミぐらいかな。」
 黒「……ふふっ、余り気を使わなくて良いわよ。貴方も呑んで。」
 ポ「さよで。んじゃ、暑いしビールでも空けるかね。」

 そんな。


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