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2018年06月28日08:47

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クージーの旅日記中米編(その34)。

 サン・ホセ滞在中に日帰りで訪れたのが、約22キロ南東に位置するカルタゴ。
 コスタリカ第3の都市で、1823年にサン・ホセに代わるまで約250年にわたり首都だった町です。
 サン・ホセからは頻繁にバスが出ていて、小一時間でカルタゴ着。
 イラス火山の麓で周りを山々に囲まれたカルタゴの標高は1435mで、1172mのサン・ホセよりもさらに高いのです。

 バスを降りる前に前方に日本人旅行者2人がいるのに気づきましたが、彼らは地元の女の子に何かを教えてもらっているようです。
 当然同じところに行くものだと思っていた僕は彼らの後に続いたのですが、しばらく歩いて道路標識を見たら反対方向に歩いていることに気づいたのです。
 「彼らは別のところに行くんや…」と思って僕はUターン。
 しばらく歩くとガイドブックの地図通り中央公園があって、その前には教会跡。

 そのまままっすぐ歩くと目指すロス・アンヘルス大聖堂があるはずなのですが、あるはずのところに行っても見えません。
 それで、その辺にいた人に聞いてみると、なんと反対方向だというのです。
 そう、一緒にバスを降りた日本人もやはりこの教会を目指していたのです。
 ガイドブックの間違いは珍しくありませんが、ここまでひどい地図は初めて…。

 気を取り直して再び来た道を戻り、ようやく前方にロス・アンヘルス大聖堂が見えてきました。
 ここには26年前にも来ているんですが、さすがに道までは覚えてなかった…(笑)。


 ロス・アンヘルス大聖堂は1723年と1910年の地震で倒壊し、1926年に再建されたビザンチン様式の教会で、コスタ・リカの守護聖母「ラ・ネグリータ・デ・ロス・アンヘレス(黒いマリア)」が祀ってあります。
 このマリアは奇跡を起こすと伝えられ、中米各地から巡礼者が集まります。

 奇跡の発端は約350年前に遡ります。
 カルタゴの黒人街で一人の少女が薪を拾っていると、片隅より黒いマリア像が姿を現しました。
 少女はマリア像を家に持って帰りましたが、いつの間にか消えてなくなってしまったのです。
 不思議に思って探しに行くと、像を見つけたまったく同じ場所にその像は落ちていたのです。
 少女はマリア像を教会の司祭に届けましたが、その後も教会と見つかった場所の間で無くなったり見つかったりが繰り返さと言います。
 このほかにも不思議な現象が起こったので、マリア像の発見場所に教会を建て、像を安置することになったというのです。


 黒いマリアは地下の礼拝堂に安置されているようですが、僕は基本的に宗教施設の中には入らないようにしているので、確認はできていません…(笑)。


 教会を後にした僕はメルカド(市場)を目指しますが、これまた地図とは大違いの場所に。
 ちなみに、鉄道駅もバス乗り場も地図とは大違い。
 とんでもなくムチャクチャな地図でした…。


 メルカドの中の軽食堂で昼食。
 市場の食堂はだいたい安いものですが、ここはバカ安。
 サン・ホセの他の食事が2200コロン(約500円)から2700コロン(約600円)だったのに比べ、これは1300コロン(約290円)でした。

 
 ということで、コスタリカの旅もいよいよ終わり。
 あとは帰国への途に就くのでです…。
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