神崎君の家/リビング/宵の口/薄暮
ポ「……ふん。(パサッ)」
白「ふぅ、お風呂空いたわよ。」
ポ「ん。そうか……。」
白「……? どうかした?」
ポ「……いや? また殺人だってな。」
白「ああ、新聞ね。物騒よね。」
ポ「…………。」
白「……? ねぇ、どうしたの?」
ポ「……いや、あんまり色っぽいから。」
白「……? 理恵は仕事で居ないわよ?」
ポ「……いや、由衣が。」
白「…からかってるの?」
ポ「からかってねぇよ。だからびっくりしてる。」
白「……。 ……? ……。 ……そうかしら? いつも通りだと思うわよ?」
ポ「……って事は俺が気付かなかっただけか。」
白「……。 貧相な身体と思うけれど。」
ポ「由衣はタッパはないけど色々、その、凄いと思います。」
白「…なんで敬語なのかしら?」
ポ「後表情と仕草が、こぉ、ね?」
白「……知らないわよ。でも、そう。……ふふっ、嬉しいわ。有難うね、智也。」
ポ「そう無邪気に笑って貰うと先に進めるかな。風呂入る。」
白「ええ。服も用意してあるから、ゆっくり入って頂戴。お酒は?」
ポ「ああ、そうだな、チューハイでいいかな。ブドウの奴。由衣も呑むなら先に呑んでて良いぞ。」
白「貴方を待ってるわ。奈々と実里が来たら三人で呑んでるけれど。」
ポ「ならそうして呉れ。」
そんな。理恵さんはスナックでバイト。奈々と実里は期末試験の勉強なぅ。
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