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2018年06月25日01:02

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二兎社「ザ・空気ver.2 誰も書いてはならぬ」ちょい感想

 永井愛さん作・演出、安田成美、松尾貴史、眞島秀和、馬渕英里何、柳下大出演の「ザ・空気ver.2 誰も書いてはならぬ」というお芝居を見ました。僕の感想は「めっちゃ笑える極上の世の中風刺エンタテイメント作品」。時代はまさに現在、舞台は某国の記者クラブ。
 某国の首相や、彼の政治に反対するデモへの取材を通して、繰り広げられる大手既存メディアと新興のネットメディアとの報道姿勢の違いを描きながら、某国の政権と大手既存メディアとの癒着、大手既存メディアの事なかれ横並び・保身体質等が描かれています。それらを通して報道とは?、真実とは?、果ては世間・世論とは?と色々考えさせられる作品。難しいテーマですが、すごく笑えました。「次々と新しい文書が出てくる」「記者からの質問(への返答)を誤魔化すのは首相の得意技」「飯友」「漢字が全然読めない副総理」など、某国の政権中枢にいる人たちを連想させるおかしな行動や、その政治家たちの物まねを演者が凄く忠実に似せてやる事などで、ドカンドカンと笑いが起きていました。作中、大手既存マスコミの一員が不祥事を起こすのですが、真実を追及される誤魔化し方が、某国の首相そっくりで大笑い。久しく見なかった「これぞ風刺エンタテイメント」と呼べる作品でした。
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