バックヤード/リビング/深夜/雨
リ「ねぇ、克己?」
中「ん?」
リ「雨、いつまで降らせるの?」
中「そうだねぇ、今夜で一度止ませようかな。」
リ「庭も十分潤ったみたいだしね。」
中「ん……ナチュラルに膝に乗るんじゃないよ。」
リ「なんで? 別に悪い事じゃないでしょ?」
中「それ自体はね。」
リ「じゃあ、良いじゃない。……ダメ?」
中「……良いよ。満足したらちゃんと自分で立って呉れよ。」
リ「ええ。…………暫くは満足できそうにないけどね。」
中「……リンちゃん?」
リ「……ダメ?」
中「はいはい。良いよ。手、回すな。」
リ「…………うん。……厭じゃないんだ?」
中「そりゃ。ねぇ?」
リ「ふぅん。良いわよ。好きに触って。」
中「……断れない自分が厭だ。」
リ「クスクス……。そういうトコ、好きよ?」
中「……そりゃどうも。」
そんな。十四歳に勝てない克己さん。
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