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2018年06月21日14:51

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砂漠に緑を取り戻す方法

世界一受けたい授業って番組で、砂漠に奇跡を起こした一人の日本人の話をやっていた。

■【環境】■
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西アフリカにある世界で最も貧しい国の一つ、ニジェールは国土の3/4が砂漠地帯になってしまっており、サハラ砂漠と呼ばれている。
過酷な環境による貧困から争いが多発していた。
そういった人間は社会を壊そうと考えテロに走りやすく、テロ組織が絡んできて危険地帯になる。
普通に生活してる者でも、食糧不足により牧畜民と放牧民の争いが起き千人の死者が出る事も。


■【砂漠化に対抗する】■
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砂漠化の根本原因は雨が降らない事だと思っていたが、少し降るけど激しい雨風のせいで大地が疲弊するためらしい。

ある一人の日本人が雨が降るのに植物が育たない訳が無いと実験を始める。


行き着いた答え、必要な物は、なんと無価値なゴミだった。
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ゴミを撒くとむしろ自然を破壊しそうなのに、何故か砂漠では緑が復活するのだ。
しかも生ゴミだけじゃなく、布やサンダルやビニール袋までもが重要と言う意外性。


その根幹には、基本的に害虫と言われるシロアリも重要な鍵となっていた。
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ゴミとシロアリという、無価値どころか無い方がいいって物を使って全ての生物の生死に関わる環境を一変させる。
漫画かと思うくらい凄い逆転劇だが、これが現実なのが凄いと思う。
まさに現代版の錬金術師だ。


■【システム】■
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砂漠化原因である土壌疲弊と風の対策した結果だ。

強い風が柔らかい砂を飛ばしてしまうため硬い地面しか残らず植物が育たない。

柔らかい表層を残すために、サンダルや布が風よけになる。

生ゴミは土の栄養に、食料になる植物の種も混じってるため、再び植物が育つ。
シロアリは地面に穴を掘り巣を作る事で地面が柔らかくなる。
ビニール袋は地面に埋まる事で水分を残したりシロアリの天敵から守る効果も有り、巣に最適。

これにより土壌が回復し緑が復活する流れになるらしく、理に適ってるなと。


ただ、このまま放置すると土壌に栄養が不足し再び枯れてしまう。
維持するにはさらに別の方法が必要だ。

それは家畜の糞。
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そこから生育してくる植物もある。
育った食物を食べ還元する自然の循環。
自然と動物は共存する存在だと改めて分かる。

放牧民は家畜の餌と場所が無く牧畜民の土地を荒らし争いが起こっていたが、この復活した植物を食べていいから放牧してくれと提案。
放牧民にとってはむしろお願いしたいベストの供給と環境で有り、ウィンウィンという。

国にこれを見せて支援してもらおうとしたらしいが、ゴミで緑が復活するはず無いと未だ信用されず無支援なのだとか。
ずっと長い間砂漠化で苦しんできて、そんな馬鹿な話あるかってなるんだろうなw


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たった一人の知恵と行動が多くの人を救い、常識も環境も変えるとかまさに救世主。
イメージに囚われ過ぎない発想の転換が大事なんだろうな。
意外性ある興味深く面白い話だった。
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