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2018年06月10日18:53

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アメリカの日本食

この記事を読むとしょうゆがアメリカで売れるようになったのがごく最近のように見えるけれど、もちろんそんなことはなくて、ウィスコンシン州にキッコーマンが工場を建設し操業を開始したのは1973年。今では同社の食品売上高は日本国内と北米とで大きな違いがないだけでなく、利益は北米のほうが多い。ヨーロッパやアジアでの事業も堅調で、キッコーマンは国内よりも海外で稼いでいる会社である。日本の食品会社でこれだけグローバルな事業展開ができているのはあとはヤクルト本社くらいではないか。
ついでに言えば、キッコーマンは最初は日本からしょうゆをアメリカに輸出していたわけだけど、販売ルートがなかった。なので日本食の食品問屋に資本参加して地道に売り先を開拓していった。今ではその会社が海外では最大規模の日本食卸売業者になっていて、キッコーマンの業績にも大きく貢献している。
立派な会社だよねえ。

もひとつついでに書くと、しょうゆは別に日本に特有な調味料ではない。むしろルーツは中国にある。ワタクシは一昔前にオランダに住んでいたけど、中華系スーパーに行くとキッコーマン(オランダにも工場があるがシンガポール製のものをより安く売っていた記憶あり)のほか、中国製やインドネシア製やシンガポール資本の商品も置いていたことを覚えている。もちろん韓国に行けば韓国製のしょうゆがスーパーに置いてある。味はそれぞれ違うけど、国産のしょうゆだって地域によって味が違う。九州のしょうゆは濃くて甘みを感じるのだが、あれはキッコーマンよりむしろ中国のしょうゆに近い気がする。

■しょうゆ需要、米国がけん引=和食ブーム追い風に浸透
(時事通信社 - 06月09日 17:05)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=5148514
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