mixiユーザー(id:4209164)

Javascript の設定が無効になっているため、一部の機能を利用できません。

詳細はヘルプをご覧ください。

2018年05月31日10:48

107 view

秘儀参入者の ”とりなし” ⑫『トギスマシタバショデ。』

座るのは、
非常に神聖かつ
透き通った場所であり

非常に、遠く、高い場所

その目
左右を見渡し、
ぬかりは無い

沸き起こる情動、事項は
多種多量なこと
この上なく

それに、即座に
気づいて
全体のバランスを目撃する

行うのは、
鋭い観察の後であり

それは、
座である

その座は、
命の川の中座にあり

身を置くことこの上なく

その居心地の悪さ
たるや、この上ない

周囲に張りつめた鋭さは

即座に反応する

それは、最終防衛ラインを
死守しようとする

危険の起こりに対する
鋭い感応であった

その座に座るのは
叡智高ぶるからであり

他の何かの為にしか
座れぬ場所であった

見つける感応たちは、
それが何を示しているのかさえ
わからず

しかし、
鋭く反応する

それは、
叡智に対する
誠実さでもあったのか

それは、知らない

できるだけ
鋭いものであるようにと

目、周囲を見渡す

まるで、狼に囲まれた
場所にいるかのようでもあり

まるで、関が原に
一人で真ん中にて
周囲に気を
張り巡らせて

戦っているかのようだ

なにが、最善手なのか？

なにが、最良の一手なのか？

吟味がされる

叡智そのものが、
はたして、
本当のところ
どうであるのか？

いろいろな叡智たちが
それぞれ素晴らしい

だが、

その叡智が
それすべてなのだろうか？

この読みでよいのか？

他に手があるのか？

他の人はそうだと言ってはいるが
実際は、そうなのか？

仮に、文明が危機に
瀕しており

その一手一手が
危ぶまれるほどの
繊細さを持つとき

その一手は、
うなりを上げて
進化できるか？

一手間違うと
どうなるかわからない

その繊細さと

叡智のギリギリの
吟味の中で

何をヨシとするのか？

ただひたすらに

その座に座すとき

あるとき

それは、
熟達にかわり

熟達したことにさえ
気づかず

ただただ、
最善手を求めるのみであった

この座し
は、ある指針をくれる

それは、

最良行を
最善手で
打てる

可能性であった。

　