mixiユーザー(id:2416887)

2018年05月22日00:09

4930 view

サクサのひかり電話オフィス収容ユニットとIPv6の共存模索

現在、IPv4のみで通信してますが、WindowsUodateが来るたんびに通信が遅くなってしまっては仕事にならない。
IPv6を導通させて、VPNで繋げるのが現状最善手。
Si-R 220以下はRAを解釈する方法がないので、別の機器でRAを解釈して、
手動でIPv6アドレスとデフォルトゲートウェイを振ります。

ひかり電話なしのパターンは、RAでPrefix/64で割り当てられます。
XXXX:XXXX:XXXX:XXXX:YYYY:YYYY:YYYY:YYYY
のX部分がもらえます。
ただしこれだけだと通信できません。
デフォルトルートを指定しないと、ルーターはどこをとおればいいのかわからないのです。
ただし、ひかり電話なしの場合はこのプレフィックスの後に;;fffeとつけるだけで、
デフォルトルートになります。
XXXX:XXXX:XXXX:XXXX:0:0:0:fffe
XXXX:XXXX:XXXX:XXXX::fffe
とどちらか振れば見事開通します。

別の機器でRAを通信して、Si-Rにconfigで設定すればIPv6で導通できます。
まぁ設定機会は2年に1度の割合です。今のところは。

================================================

さて、ひかり電話ありの場合だと、上記の方法が役に立ちません。
HGWがあると、HGWの下にルーターが付く形になります(じゃないと通信できません)
HGWはRAでPrefix/60を配ってくれます。
デフォルトゲートはfffeではなく、HGWで振られているIPv6アドレスを割り当てます。
意外とMACアドレスの一部が採用されているので、HGWをWANだけでなく、LANもつなげれば、HGWのWeb画面でPrefixが確認できて設定が楽です。

================================================

で滅多にないのですが、ひかり電話直接収容というのがあります。
これは、ビジネスホンなどにひかり電話収容ユニットが有るパターンです。
ひかり電話とIP電話の違いはそれほどもなく、
NTTのSIPサーバーにログインして電話番号をもらえます。

当初、ひかり電話はIPv6で通信しているものと思ったのですが、
サクサのユニットを調べていると、どう見てもIPv4が振られています。
導入業者のツテでサクサの技術者を呼んでもらったのですが、

「ひかり電話のIPv4とIPv6通信は似ているから共存は無理」とか
「IPv6ブリッジあっても、IPSecは無理」とか
「ひかり電話のSIPサーバー接続時にPPPoEセッション一瞬だけ使用するから」
⇛(つまり、2セッション限度で2セッション使われている場合、ひかり電話はいくら立っても通信できない)

とか恐ろしいことを言い寄る。
下はともかく、上2つは、IPv4≒IPv6みたいなこと言ってるので、凄い矛盾。
ここらへんから、うちのひかり電話オフィスはIPv4しか使っていないことが判明する。
じゃあ何故IPv6を使用できないのか。

サクサの光収容ユニットがDHCPv6でアドレスを解決するからである。

上の何が悪いかと言うと、
ひかり電話のある回線はDHCPv6 PDオプション(DHCPv6-PD)という形でPrefixの譲渡が行われる。

PDオプションはWindows10にすらサポートされていないからこの仕様を良く理解していない人が多い。
今はHGWがあるせいで、別にRA実装だけで勝手にIPv6繋がるので本当によく分かっていない人が多い。

DHCPv6-PDで解決したルーターはNTT側の機器にデフォルトルートとして登録される。
この時に、DHCPv6で解決するルーターが2個ある場合、DHCPの取り合いが発生する。
片方でDHCPが解決されると、もう片方の機器ではIPv6を解決することができない。
そのため、ONUの手前にHUBを入れて、自前ルーターとHGWを繋いでおくと3時間程度で通信ができなくなる。
3時間半でDHCPを再度取得しようとして通信するからである。
(当初3時間で適正なDHCP解決しないとIPv6通信ができなくなると勘違いしていた)

サクサの収容ユニットを調べていたところ、
IPv4オンリーなくせに、何故かIPv6を取得しに行く。
そして、取得したIPv6はどこにも使われることもなく、全てIPv4で通信を行っている・・・・・・らしい。
このことをサクサの技術者に言ったところ、
「ああ、それがIPv6共存できない理由なのかもしれませんね」とか言ってきた。

いや、最初からいえばここまでがんばってないよ。

じゃあ、DHCPv6自動取得のON状態をOFFにすればいいだろう?OFFにしてくれって言うと、
出来ない、という返事が。

いや、サクサさんの仕様っぽいページでちゃんと0,1の数値あるよ?
なんで出来ないの?っていう話をすると「手動だと出来ない」と言ってくる。
恐らく、工事者向けのPC保守コンソールで、何故かグレーアウトになっている模様。
なんなの?嫌がらせ?
電話越しで真面目に
「IPv6通信しないんだったらOFFに出来ますよね?しらばっくれてますか?」
と聞き返してしまいました。いやおかしいでしょ。
とりあえずその理由を確認してくれと要求してみた。恐らく駄目だろう。

とりあえず、うちのひかり電話は本当にIPv4でしか通信していないのか確認しよう。
WireSharkでやるのもいいが、実践してしまおう。

まず、Si-RのLAN0とLAN3をブリッジします。(LAN1は社内ネットワーク組んでます)
LAN0ブリッジ側に、IPv6パケットを通さないようにします。
(DHCPv4、IPv4、PPPoEのみ素通り出来るようにする)
LAN0 にONU、LAN3 にサクサの収容ユニットをつけます。

この状態で、電話の発着信ができれば完成です。
とりあえず、ログインした後にIPv6を遮断したところ、普通に電話の発着信が出来ます。
でも、収容ユニットの再起動をしたところ、なんか微妙な動作になった。
もしかしたらPPPoEセッション限度のせいで繋がらなかっただけなのかもしれないのだが、
1分経っても繋がらなかったのでHUBに戻したら直った。
もしかしたら、なんでか分からんが、プレフィックスゲットしないとひかり電話がONにならないのかもしれない。
なんでだかは分からないけど。

本当にIPv6使っていないのなら、適当なDHCPv6-PDを内部で立ててゲットすれば
普通に動作するかもしれない。Si-Rは何故かDHCPv6-PDサーバーが立てられるよ。
訳わからん。

ちなみに私がやろうとしているのはこいつの発展形。
https://diary.sorah.jp/2017/02/19/flets-ngn-hikaridenwa-kill-dhcpv6pd
>DHCPv6-PD をある程度の時間待つらしく、起動までの時間がやたらかかる様に
>なってしまったのと、起動後も DHCPv6-PD をすごい頑張っていて可哀想な
>HGW ルータ部を眺める事ができます。

もしかしたらこれと同じ事が起こっているのかもしれません。
ログ見れないのでわかりませんが。
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2018年05月>
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031