mixiユーザー(id:555665)

2018年05月16日22:34

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山椒魚の呪い!

だからライブトレースしっぱなしのデータを持ち込んで来るんじゃねえよ意味ないほど汚いんだよ!(挨拶)


・リメンバー・ミー



前半、ちょっと退屈なところはあったが中盤、一気に物語が動くところから急に面白くなってきて、最後には号泣。
一番惹かれたポイントは日本人にも通じる死生観。「死ぬことではなく、忘れられることが本当の死である」という「クボ」も思い起こさせる死の捉え方は、賑やかで楽しそうな死者の国、その裏通りで2度目の死を迎えるあるキャラクターによって象徴されている。
ストーリー自体には王道、悪く言えば意外性には乏しいが、中盤のあるイベントで見る目やキャラクターたちの見え方が引っ繰り返されたのは見事。特にアレブリヘのペピータ。

ディズニーはずっと家族の大切さを描いてきていて、それは非常に尊いテーマだし魅力的だとは思うけど、今回はそちらに寄り過ぎた気はする。「血のつながった家族」が絶対視され(許しの儀式が象徴的)ているため、うがった見方をすると「義理でも愛情で結ばれている家族はあるよなあ」とか「天涯孤独や色々あって家族がいない人への救いは?」と思ってしまう。
生きている方の家族の描き方にも疑問符。あれだけ頭ごなしに音楽とミゲルの夢を全員揃って否定していた家族が、クライマックスで急に物わかりが良くなるのも都合よく感じる。少なくともババアには最後までまったく感情移入できず。こちらの家族描写や心境の変化を感じる部分が少しでもあれば良かったのに。
物語の着地点は「家族は大事、だけど夢もあきらめず両立できる」以外あり得ないと思うんだけど夢方面へのケアがかなり雑。今回のヴィランは「夢」のとらえ方に関して別の側面を見せることが可能だったと思うけど話が進むにつれどんどん「ただの悪役」になり下がり、最終的な救いもないのが不憫でならない。


・ムーミン 南の島で楽しいバカンス



ネットブログ各所で「原作に近く、毒があって面白い」と聞いていたので鑑賞。映像は古き良きカートゥーンの画風を残しつつ洗練されていて、絵・動き共に非常に上質です。
そこまで複雑なストーリーや描写があるわけではないんだけど、、だんだんキャラクターごとに望んだはずの生き方がやはり性に合わなかったり、「いるべき場所」や「望んだものはそうではなかった」ことが見つかるのが面白い。「猫としか仲良く出来ない犬」はその象徴だろう。
と聞くと、ほのぼのしつつも教訓めいた練り込みも見られる寓話を想像するかもしれませんが、ムーミン一家の行動が異常なせいで酷い方へ酷い方へ転がっていきます。初っ端から不法侵入及び窃盗、GTAかドラクエの世界。ホテルに無銭宿泊するわ、私有地の花を勝手に摘むわ、公共の知事像を川に捨てるわまさに「法の外」。最終的には街を汚染して逃げ帰る始末。お前らだけほのぼのエンディングになってたけどリヴィエラは損しかしてないからな?
テーマを付けるなら「ムーミン一家と異文化」か。ムーミン谷の常識を通常社会に持ち込むと無法者という割とえげつないお話。

ムーミンとフローレンのいちゃつきが目に余るのと、パパが一番のサイコパスだったことが判明しました。
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