中国で会食中、話題に詰まった時には三国志ネタが助けてくれる。
中国人で三国志を知らない方は殆ど皆無だからだ。
今回、僕の出した話題は
「諸葛孔明は何故戦場で４輪車に乗ったのか？」
いろんな回答が返ってくる。
（その１）諸葛亮（孔明のこと）は軍師であり武将ではないから。
僕の反論：しかし、呉の周瑜、魏の荀��、司馬懿も軍師だけど皆馬に乗っていたよ。
（その２）孔明は４輪車に乗ることにより、余裕を見せた。
（その３）味方を安心させ、敵に苛立出せることができ、策をスムーズに遂行できた。
（その３）超一流の軍師であることを示した。
（その４）最高の指導者は武器を持たないものだ、毛沢東は一度も武器を持たなかった。
などなど、しかし何れの回答も想定内だった。
（僕）皆さんの回答は妥当なところで全て正解と思います。恐らくテストでは１００点が取れるでしょう。（笑）
しかし、僕の答えは少しひねったものです。
中国人は興味深そうに尋ねる。
どれどれ、そろそろあなたの考えをを聞かせて貰いましょうか？
（僕の回答）
１．中国で戦の神様と言えば誰でしょう？そう、春秋・戦国時代の孫子、すなわち孫ビンです。
孫ビンは若い頃ホウケンに騙され、足斬りの刑を受け立てなくなり、その後は車椅子で軍の指揮を執った。孔明はそれを真似た。
２．孔明は万一戦で自分が命を落とすことがあっても部下たちが安全に撤退できることを考えていた。
４輪車に乗った姿なら人形も作りやすく遠くから敵を欺くことが出来るが、馬に乗っていてはそれは無理だ。
（中国人）あははは、なるほど、あなたは中国の歴史にお詳しい！（爆笑）
ログインしてコメントを確認・投稿する