一息入れましょう

好きで書き連ねていた「中国王朝史」は隋代で一時停止中。
その辺りに知人が部屋に泊まりに来るなどバタバタしていたのも一因だが
月末月初の慌ただしさに加えて、「大型連休」という世間が動かなくなる時間帯に
苦しんでいたのは間違いない。
毎年恒例のこととはいえ、
月単位や年間単位で仕事量が大きく変わらないのだとしたら
連休というのは有難迷惑でしかない事を改めて実感する。

さて、四月終りに勃発した新型性的事件である
元ＴＯＫＩＯの山口君問題だが
ファンというのは往々にして無責任で身勝手である事を
改めて確認できる事象となった。
無記名のアンケートによると
彼に復帰してもらいたい、
或いはどういう形にせよＴＯＫＩＯとして脱退してないで貰いたい
という意見は過半数を大きく超えていたのだという。

調査方法に問題があったのかも知れないが
同じ事件一つとっても

自分に直接被害が及ばない上に
性的事件の加害者がイケメンのアイドルの場合は
女性全体が寛容であり、
これが浮浪者であったり大金持ちのドラ息子であったり
或いは公務員だったりすると手厳しい意見に反転するに違いない。

無論、同じ事が男性目線による女性犯罪者に対する態度にも表れる。
かつて、北朝鮮が実力行使的にテロ活動していた頃の
大韓航空機爆破事件の主犯格である
死刑当然の蜂谷真由美こと金賢姫元受刑者に対して
求婚話や特赦の依頼が多数寄せられ
まるで彼女を「許してやれ」と言わんがばかりの声が
韓国国民から多数挙がったのには閉口した。
それもこれも彼女が美貌の人で性的に魅力的だからである。

強制わいせつが実刑ではなくて社会的抹殺が妥当な刑なのだとしたら
航空機に爆薬を仕込んで大量殺人を実行した犯人は
死刑では済まないレベルの大罪であろう？

これを「みっともないポピュリズム」と言わずして何と言うべきだろうか。
しかし、これと同様の反応を元ＴＯＫＩＯの山口君に対して
意見しているのだとしたら
日本全国の強制わいせつの加害者に対して
山口君と同じように関与寛容になってもらえないか？と僕は思う。

酔っぱらった中年オヤジが
酒の勢いに任せて女子高生とはいえノリの良い、
有名人と接触する事に何某かステータスを感じる娘を
電話で呼び出して
あわよくば合意の上で淫らな行為を目論んだけれども。。。
（報じられているより何かもっと行為があったものと推測するが）

という出来事が
そんなに問題なのだろうかと肌感覚的には思うのである。

高校生って「分別のつかない年齢」なのか？
高校生って「年上とセックスをしていない」のか？
んなわけないのである。
不都合な出来事が起きたら「未成年です」といい、
都合の良い逸脱行為の経験値だけは獲得していく。
そういう存在である。そうやって皆、大人になっているのだから。

だとしたら、分別のある４６歳の大人が
警察から「事件です」と捜査が入った時に
最初に取る行動は「会社に連絡する」
地位も名誉もある人間なら「弁護士に相談する」では無かったか。
並行して、「隠し通せるものかどうか」を検討した時、
送検されれば傷が大きくなることを考えれば
メンバーにも相談すべきだった筈である。

４０過ぎたあたりから（長瀬はまだだが）
アイドルやってる自覚は希薄になっている筈で
グループなのか何なのかも曖昧に
グループ活動が散漫になっていたのが
原因かもしれないが
東京五輪のアンバサダーを始め
各種仕事があるのも事実。

芸能活動でお金を稼いでいるという自覚が
どれだけあったかはもはや振り返るだけ無駄であるが
引退しても賠償金を払ってもお釣りがくるくらい
既にな稼いでいる筈である。
山口だけじゃなく、残りメンバーもあっさり引退して
冷静に「ジャニタレの末路」を考えてみたらどうかと思うのだが。

いずれにしてもファンの意見は無責任で
いい加減である。

国分太一、契約解除・山口達也からの電話明かす「TOKIO守って」
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=5099868

国分太一、山口達也からの電話明かす （C）ORICON NewS inc.
　人気グループ・TOKIOの国分太一（43）が7日、司会を務めるTBS系『ビビット』（月〜金　前8：00）に生出演。きのう6日、グループメンバーの山口達也（46）がジャニーズ事務所と契約解除となったことを受け、改めて経過を報告した。また同日、山口から電話があり「TOKIOを守ってくれ」と語っていたことも明かされた。

　山口の処遇については、2日にTOKIO4人が会見した際、山口から「辞表」を預かっているとリーダーの城島茂（47）が報告。ジャニーズ事務所はきのう、FAXを通じ「6日、（山口）当人からも直接、弊社に対し、（辞意の）強い意思表明がありました」と説明。それを踏まえ「本日、弊社社長とTOKIOリーダー城島茂との協議が行われ、この申し出を受理する判断に至りました」と発表した。

　番組では冒頭からこのニュースを伝え、VTR明けで国分はまず「山口自身が会社を辞めるという強い意志、そして、僕たちの考えをまとめ、リーダーが代表して（事務所の）ジャニー社長と協議した結果こういう形になりました」と報告。

　2日の会見後に再びTOKIO4人で集まったといい、「土曜日（5日）に4人で集まって、これからのことをメンバー内で議論しまして、自分たちだけでは答えは出せないね、という話になりました」と経過を告白。その上で、「リーダーが持ってる辞表をジャニーさんに渡し、（ジャニー氏が）『私が決める』ということになった」と、最後は事務所のトップに判断を託したことを明かした。

　また、きのう山口から電話があったことも告白。「今までの中では一番落ち着いていたようなトーンで、会社に（辞めることを）言ってきた、という連絡が直接ありました。今の思いだったり、これからのTOKIOについて長くはないけど話しまして。4人には本当に申し訳ない、TOKIOを守ってくれ、という言葉を聞いた」と、噛みしめるように山口との会話を振り返っていた。